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ルッコラ(キバナスズシロ)

畑の一角にて。
淡いクリーム色の十字花。

黄色い菜の花の区画が残る畑が多い中で、白っぽい花の一角を見つけて、大根・・?と思って近くに見に行ったら「ルッコラ」だった。
ごまに似た香りとぴりっとした辛みがあってサラダなどに使われる葉野菜でありハーブでもある。
英名はロケット(rocket)で、ハーブの本にはロケットの名でのっているけれど、日本ではイタリア料理の普及とともにサラダ野菜として知られるようになったのでルッコラの名前の方が知名度が高いそう。
アブラナ科で、菜の花と同じく、花弁が4枚の十字花。

ルッコラ(伊:Rucola、英:Rocket、仏:Roquette、学名:Eruca vesicaria)
アブラナ科キバナスズシロ属(エルーカ)の一年草。
地中海原産の葉野菜・ハーブ。
和名に「キバナ」とついているけれど、花はほとんど白色に近い薄いクリーム色。そして葉が大根の葉に似ているため、大根の古名である「スズシロ」からとったと言われているそう。

ルッコラは水菜や小松菜と育て方が似ていて家庭菜園でも作りやすく、葉を採ることが目的の場合、真夏を除いていつでも種をまくことができるそう。
土壌や栽培方法によって味が異なるのが特徴で、場合によっては大根おろしほどの辛味をもつこともあるのだとか。

はじめて知ったけれど、ルッコラに似た野菜として、別名「ワイルドルッコラ」と呼ばれる「セルバチコ」という野菜があるそう。
見た目は似ているけれど、ルッコラがアブラナ科キバナスズシロ属(一年草)のところ、セルバチコはアブラナ科エダウチナズナ属(多年草)と違う種類の野菜で、味はセルバチコのほうが苦味が少し強く、香り高いそう。
どこかで見つけたらぜひ入手して食べてみたい。


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