タイサンボク
北米南東部原産で、世界中で植栽されている樹木。
アメリカ合衆国の東南部を象徴する木で、ミシシッピ州とルイジアナ州の州木なのだそう。日本に入ってきたのは明治時代初期と。
名前の由来は、牧野富太郎博士は、花の形を大きな「さかずき」に見立てて「大盞木」(たいさんぼく、盞は「さかずき」)とし、その後「泰山木」の字があてられたという説を主張したのだそう。他に、葉や花も大きいので「大山木」とつけられたという説などもあるようだ。
「高木」で高さが20mになり、大きなものは30mを超すこともあるそうで、本来は街路樹、ましてや庭木には向かないんじゃなのか?と思ってしまうけれど、よく枝分かれして剪定にも耐え、耐寒性も耐暑性もあって放任でもよく育ち、花を咲かせる強い木だということ。
多くの品種が作られていて、矮性の品種もある。
タイサンボク(泰山木、学名:Magnolia grandiflora)
モクレン科モクレン属の常緑高木。花期は5~7月ごろ。
ダイサンボク、ハクレンボクなどの別名がある。
Wikipediaによると、「タイサンボクは強いアレロパシー(他感作用)を示すことが知られており、他の植物の発芽や成長を抑制するため、タイサンボクの樹冠下では植物が少ないことがある。」
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