トベラ
「トベラ」を漢字で書くと「扉」なのを知って面白いなあと思った。
根や枝に臭気があり、節分の時に「扉」につけて魔除けにした風習から、扉の木 ⇒ トビラ ⇒ トベラと変化したのだそう。別名「トビラノキ」。
ヒイラギの枝に焼いたイワシの頭を刺して玄関に飾る「柊鰯(ひいらぎいわし」と同じような魔除けの風習みたいだ。
おもに暖地の海岸に自生し、海辺の地域では防砂林や防風林として植えられ、公園や道路沿いなどにも植えられる。
Wikipediaによると、「潮風や乾燥に強くつやのある葉を密生することなどから、日本をはじめ欧米でも海岸の公園などの庭園樹、生け垣、また街路樹として道路の分離帯などに栽培される。」
とあって、「シャリンバイ」や「マサキ」も確かそうで、海岸近くに自生する木は絶えず潮風にさらされる環境に適応して肉厚でツヤのある葉を持つのだなと思う。それが結果的に大気汚染や乾燥にも強く丈夫ということで道路沿いなどに植えられるのだな。
トベラ(扉、、学名: Pittosporum tobira)
トベラ科トベラ属の常緑低木。花期は4~6月。
太平洋側は岩手県、日本海側は新潟県から沖縄まで分布。
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