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オモダカ

田んぼで「ウリカワ」を見てから、他の田んぼでも生えていないか気にしながら歩いていたら、同じ仲間の「オモダカ」の方をよく見かけた。
オモダカ」も「ウリカワ」と同じく種子と塊茎で増え、養分を奪ってしまうので田んぼにとっては強害草とされているそう。

今年は田植えされず?放置されているような田んぼに、点々と白い花。
花は「ウリカワ」とそっくり。
育っているイネの足元にも。
「ウリカワ」との違いは大きさと葉で、「オモダカ」の方が草丈が高く(20~80㎝)、
「ウリカワ」の葉は細長いのに対して、「オモダカ」の葉は矢尻型。
「矢尻型」の特徴ある葉。
雄花。
雌花。

おせち料理などで使われる「クワイ慈姑)」は、「オモダカ」の栽培品種なのだそう!中国で作られ、奈良時代には日本に存在していたと考えられ、江戸時代から盛んに栽培されていたと。
オモダカの塊茎は大きくても1㎝程度のところ、クワイの塊茎は直径5㎝近くまで成長する。
オモダカの別名に、ハナグワイがある。

オモダカ(沢瀉・澤瀉・面高、学名:Sagittaria trifolia L.)
オモダカ科オモダカ属の水生の多年草。花期は8〜10月。
水田や湿地、ため池などに自生する。
別名は、ハナグワイ、サンカクグサ、イモグサ、オトゲナシなど。

「ウリカワ」はこちら。


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