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ツルムラサキ

畑の一角に見たことがないつる性の植物。調べたら「ツルムラサキ」だった!!
葉っぱを見ると、たしかに「ツルムラサキ」。旺盛で元気そう。
葉やつる、花の全てが食用にできるのだそう。
独特のヌメリとアクがあるので好みは分かれると思われ、うちの家族は苦手と言う。
多肉質の長い花穂。奥に見える黒紫色のは果実。
花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片で、全開することはないのだそう。
この花も食べることができ、食用として販売もされているようだ。
クマバチが熱心に飛び回っていた。あまり開かない花でも蜜があるんだね。
クマバチ好きなので、久しぶりに見かけて嬉しい。
体も羽音も大きく、近寄ってくることもあるので怖いと感じる人が多いと思うけれど、
びっくりするほど人間に興味がなく、害はなく、超マイペースでとぼけたキャラで可愛いのです。

つるが緑色の種と赤紫色の種があって、日本には江戸時代につるが赤紫色の赤茎種の方が先に入ってきて主に観賞用として栽培されたこと、茎葉や黒紫色の果実が染料に使われことなどからら「ツルムラサキ」の名がついたと言われているそう。
つるが赤紫色の品種は「シンツルムラサキ」(真蔓紫、学名: Basella alba L. 'Rubra')と呼ぶ。
野菜としては、青茎種の方がやわらかくて食味がよいとされ、青茎種が多く栽培されている。
中華料理やベトナム料理でよく使われ、中華料理では「木耳菜(ムーアルツァイ)」、「潺菜(広東語、サーンチョイ)」、つるが赤紫色の種類は「臙脂菜(イエンジーツァイ)」と呼んで炒め物にすることが多く、ベトナム料理では「モントイ」と呼び、スープの具などにするそう。
沖縄では「ジービン/じゅびん」(地紅)と呼ばれ、内地のものより大ぶりで、島野菜の一つとして栽培されてきた。

ツルムラサキ(蔓紫、学名: Basella alba)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属のつる性一年草。花期は7~10月。
東南アジア原産。

ビタミンCやカロチン、鉄分やカルシウムなどの栄養素が豊富。
ホウレンソウと比較すると、カルシウムは約3~4倍、ビタミンCは約1.2倍多く含まれ、栄養価としてはコマツナによく似ているとのこと。


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