ツルムラサキ
つるが緑色の種と赤紫色の種があって、日本には江戸時代につるが赤紫色の赤茎種の方が先に入ってきて主に観賞用として栽培されたこと、茎葉や黒紫色の果実が染料に使われことなどからら「ツルムラサキ」の名がついたと言われているそう。
つるが赤紫色の品種は「シンツルムラサキ」(真蔓紫、学名: Basella alba L. 'Rubra')と呼ぶ。
野菜としては、青茎種の方がやわらかくて食味がよいとされ、青茎種が多く栽培されている。
中華料理やベトナム料理でよく使われ、中華料理では「木耳菜(ムーアルツァイ)」、「潺菜(広東語、サーンチョイ)」、つるが赤紫色の種類は「臙脂菜(イエンジーツァイ)」と呼んで炒め物にすることが多く、ベトナム料理では「モントイ」と呼び、スープの具などにするそう。
沖縄では「ジービン/じゅびん」(地紅)と呼ばれ、内地のものより大ぶりで、島野菜の一つとして栽培されてきた。
ツルムラサキ(蔓紫、学名: Basella alba)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属のつる性一年草。花期は7~10月。
東南アジア原産。
ビタミンCやカロチン、鉄分やカルシウムなどの栄養素が豊富。
ホウレンソウと比較すると、カルシウムは約3~4倍、ビタミンCは約1.2倍多く含まれ、栄養価としてはコマツナによく似ているとのこと。
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