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USO(嘘)の青いリボン

少年アヤさんの文章が好きで、
インスタをフォローしている。
そこにでてきた
USOという本は、少年アヤさんの撮った写真が
素敵に表紙にレイアウトされていた。
エッセイも載っているらしい。
おじいちゃまのことが書いてあるという。
すごく読みたくて、早速購入した。

少年アヤさんについては
改めて書きたいのだけれど、
わたしはこの本である出会いをした。
neneさんの「青いリボン」という文章。
(以下、ネタバレを含みます)

タイトルから素敵なのだけれど、
少女漫画のようなキラキラした
そしてどきどきする息づかいを感じるような
青春のひとときが描かれている。

読み進めるうちに、羨望と
そして嫉妬すら生まれる。
え、こんなに素敵なひとから
恋をされたけど、
わたしにはそんなつもりがないっていう話?
え、自慢?
うらやましすぎる…
それくらい魅力的に描かれているのだ。

そして。
クライマックスで、はっとして
立ちつくすような感覚になる。
小さな不思議と違和感のようなものが
そうか、という気づきに変わっていく。
そしてすぐもういちど読み返す。

儚くて美しくて、苦しいような感覚。
この文章に出会えて、
やっぱり本が好きだと思う。

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