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ミツバチの日

3月8日はミツバチの日。
3(みつ)と8(はち)の語呂合わせで、わかりやすいですね!
ハチミツが大好きなので、テンションがあがります。

私は、旅行先のお土産屋さんなんかでハチミツを見つけると、買わずにはいられないハチミツ好きです。
道の駅やふるさと物産展、はたまた旅館のフロントのすみっこに、ひっそりとなにげなく置いてあるハチミツに、グッときてしまうのです。
いかにも自家採取っぽい、よさげなハチミツを目ざとく見つけては、いそいそと買い求めて悦に入っています。

ハチミツにはまったきっかけは、友人からもらった自家製ハチミツです。
友人のだんなさんの趣味が養蜂で、自宅屋上でミツバチを飼っているとのこと。ある日「たくさん採れたからおすそわけ」と瓶に入った金色のハチミツをくれました。

それが、衝撃を受けるほどのおいしさ!
ハチミツへの認識が一変しました。
なめらかで、すうっとした清涼感のあとにくる、複雑で濃密な味わい…。
今まで食べていたハチミツはなんだったんだ?と思うほど。
それからというもの、品質や種類、産地にも目がいくようになり、今やハチミツマニア状態です。

 よし!ハチミツについて書くぞ、と張り切っていたのですが、
しかし、今日は「ミツバチの日」。
ふと気になって調べてみると、当然といえば当然のように、
8月3日に「ハチミツの日」がある…
それなら今日はミツバチについて書くのが筋なのでは?
えええ…どうする?

ちなみに「世界ミツバチの日」というのもあって、それは5月20日です。
国際連合食糧農業機関(FAO)の制定した記念日です。
そりゃ、語呂合わせで3月8日のわけないですよね。
どうして日本では3月なの?と外国人に聞かれたら、説明が難しそうです。
「語呂合わせ」って英語でなんていうのか調べたら、”pun”と出ました。
そうなのか~。…すみません、脱線しました。

World Bee Day

ここで気になるのが、なぜ5月20日なのか?です。
調べてみました。

ミツバチなどの花粉媒介者(pollinator)の重要性や、花粉媒介者が直面している課題、そして持続可能な発展への貢献への意識を高めるため、5月20日を「世界ミツバチの日World Bee Day」とすることが、2017年、FAO総会により承認後、国連総会にて採択されました。FAOは他の関連機関との連携のもと、この国際デーを祝う取り組みを推進しています。 

ミツバチ、鳥、コウモリなどの花粉媒介者は、世界の農作物生産の35%に影響を及ぼし、世界の主要な87の食用作物に加え、多くの植物由来の医薬品の増産に貢献しています。 私たちの食べる果実や種子として栽培される作物の75%が、ミツバチ(bee)の働きの恩恵を受けています。

世界ミツバチの日 (5/20) | 国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所 
Food and Agriculture Organization of the United Nations

おお、国連総会で採択されている国際デーとは規模が大きい!
でも、なぜ5月20日なのか?が、まだわからないです。

FAOの総会で「世界ミツバチの日」の制定を提唱したのがスロベニアの人だったらしいです。

養蜂が盛んなスロベニアにおいて近代養蜂の先駆者であるアントン・ヤンシャ(Anton Janša、1734~1773年)の誕生日に由来する。

雑学ネタ帳 https://zatsuneta.com/archives/10520a4.html

スロベニアのレジェンド養蜂家アントン・ヤンシャさんにちなんだものだったのですね!納得です。すっきりしました。

ところで、私は数年前に、養蜂家の方にお会いしてお話をうかがう機会がありました。とても人のよさそうなご夫婦でした。
 
「ミツバチは、幼虫を育てるために、飛び回って花の蜜を集めるんだよ。
丁寧に巣を作って、そこに赤ちゃん(幼虫)のための栄養を貯めるわけ。蜜を集めてきたら、羽で何日もあおいで水を飛ばして糖度を上げて、栄養たっぷりのごはんを用意してあげるんだけど、それを横取りするのが人間で。
俺ら、悪代官みたいだよなあ。苦労して収穫した食べ物を、おらおら年貢をよこせ!って持ってっちゃって。ああっお代官様!それはこどもらのごはん…おゆるしくだせえ!とか。そんな風に思っちゃうよね。
苦労して作った蜜なんだから、感謝して大事にいただかないとね。」

穏やかに微笑みながら話されていました。

ミツバチ一匹が生涯かかって集めるハチミツはたったスプーン一杯分(5g)とのこと。貴重なハチミツをありがとう。心していただきます。

きれいなハニカム構造

ミツバチと人との関わりは、1万年以上前から。
スペインのアラーニャ洞窟の壁画にハチミツを採取する人の姿が描かれています。世界最古のお酒もハチミツ酒です。

「ミツバチがいなくなると人類はおよそ4年しか生きられない」

と言う話を聞いたこともあります。
FAOでも指摘されていましたが、ミツバチは、「植物の受粉を助ける」という、ひとが食糧を生産する上で大事な役目を負っています。
受粉ができない→植物が実を結べない→食べ物がなくなる
そういうことなんですね…ミツバチ、すごい。

ミツバチを守ることは、ひとが暮らしやすい環境を守ることとも直結しているようです。
温暖化、農薬、森林の減少…小さな命から変動の影響は現れます。
大好きなハチミツを、穏やかな暮らしの中で、いつまでも楽しめるように。
地球の環境にも思いをはせたいと思いました。
こちらの記事が興味深かったです。
ミツバチ減少の実情とこれから|紗織(育児×自然栽培)|note

おまけで、本のご紹介をします。
「ミツバチ」で検索の一番上に出たのが「蜜蜂と遠雷」。
本屋大賞にも選ばれた恩田陸さんの小説ですね。
これもおもしろかったです!
登場人物の天才ピアニストのお父さんが養蜂家です。
蜜蜂と遠雷の通販/恩田陸 - 小説:honto本の通販ストア

ミツバチについて調べていたら、なんと養蜂キットの通販を発見!
「19,600円送料無料」
えええ!そんなに気軽に?
今は賃貸住宅なので、ちょっと無理ですが、将来の夢にとっておこうかと思います。(群れを飼うには、さらに追加の設備が必要なようです。)
待ち箱ルアーで始める!週末養蜂スタートキット カレンダーおまけ付き (syumatsu-yoho.com)

ちなみに世代的には「みつばちハッチ」「みつばちマーヤの冒険」が懐かしいです。

8月3日は、ぜひハチミツについて書きたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!

ミツバチさん、これからもよろしくお願いします

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