アンラッキーセブン?~第2期Σリーグ『ANC PURPLE BATS』第7節第2試合甲森あん選手視点



試合前

卓組

東家 『ANC PURPLE BATS』甲森あん選手🦇
南家 『TEAM PANDAaaaZ』相川翔選手🐼
西家 『Luna de esperanza』かちゃまんた選手🎨
北家 『Pleiades』あやねさまだぅ選手👌

🦇「甲森あんさまだぅってところを見せたい」
🐳「パクっていくスタイル」
🦇「頑張ります」
🌺「7万点くらいお願いします」

🖋「あやねさまだぅさんがかちゃまんたさんと同卓したかったらしくて」
🐳「ミリオンヒットのアイドルと会ったファンみたいな反応してた」
🖋「限界オタクみたいな感じで」
🐳「打牌が崩れてくれたらいいな~w」

季語がないので俳句ではないと思います(クソリプ)

前回の甲森あん選手

前回は悔いの残る1p放銃もあり3着。かつての盟友エンデ選手にトップを持っていかれる格好となった。
何期過ごしてもシーズンの初トップというのは特別なもの。リーダー自らチームに追い風をもたらすことはできるか。

対局ハイライト

東1局~悪いなりに

ここ最近やたらと東家スタートが多いAPB。甲森選手の最初の配牌は……

🐳「うーんなんとも表現しがたい手」

一方で北家のあやねさまは5巡目にしてこの格好。
🐳「秒読みよ?あやねさまだぅ」

かなり楽しみな手ではあったがタンヤオも三色もなんだかんだで消えて結局平和のみに。先手こそ取られたものの今のところ打点はない。
🐳「まあそうだよね」
🌺「でもこれは都合いいかもしれない。安く流してくれるなら」

ツモられこそしたが失点は1300点で済んだ。
🌺「セーフ、これは耐えましたね」
🐳「想定されていた中ではだいぶマシな結果でしたね」

東2局~恐怖の風

この局は親番の相川プロの配牌がとんでもなかった。
🐳「チョトマテ、アイカワサーン?」

鳴いても満貫以上が見える。かなり頑張りたい手だ。

しかし甲森選手もスピードでは勝負できそうな格好。
🐳「あんさん意外と立直までは速いかもしれんな」
🌺「速そうですね」

しかし1シャンテンで過ごす時間が長くなってしまった。そうこうしているうちにあやねさまから立直。

そしてこれを息をひそめて待っていたかちゃまんた選手。純チャンを完成させた。
🐳「うおおおおおお」
🌺「すごいすごいすごい」
🐳「助かったぁ~~~なんか知らん間に聴牌入ってたわ」
🌺「助かりましたね~西危なかった

この時の相川プロの手格好がこちら。

678三色がかんせいしており、切り方的にはタンヤオが本線に感じられる。立直を受けてキリバンが回ってきていたら、甲森選手の手からは西の暗刻落としが選ばれても何らおかしくなかった。
🐳「めちゃくちゃこええ。-12000が0点で済んだ」
🌺「勝つパターンですよ」
後手こそ踏んでいるが耐えている。あとはどこで追い風が吹くか。

東3局~勇気と撤退と

迎えた東3局、ここでも悪くない1シャンテンにはたどり着くのだが……

親のかちゃまんた選手から立直。そして一発目にもってくる6s。

ここは力強くツモ切り。
🐳「いった、強い」
🌺「バシっと!強いな~」
🐳「でもそうか、7s4枚見えで69sなくて、7s宣言牌で36sってあんまないから切りやすいか」

その後も危険牌を止めながら粘るが……

ここはかちゃまんた選手のツモ和了となった。
🌺「いいですね、かちゃまんたさんが」
🐳「堅実にあがりを重ねて」

そろそろ和了が欲しい1本場

🐳「いや~もうちょっと配牌なんとかならんかな」
🖋「僕はだいぶ恵まれてたんですけどね」

なんとか白バックの聴牌にたどり着いたがあやねさまから立直。
🖋「いや~きちゃった」

ここは一発目から手を崩す。
🖋「もう無理しないと」
🐳「いいと思います」

結局そのままあやねさまのツモ和了となった。高目三色とはいかなかったが打点十分の満貫。
🐳「安目だ、安目だけど高い」
🌺「満貫で済んだということですかね」
🖋「見た目ほとんど跳満」

東4局~あたまはねだぅ

派手な打点が飛び交い始めてきた。甲森選手もそろそろ参加したい東4局。

ドラ1mを引き入れて一気通貫が色濃く見えてきた。
🐳「うぅぅぅおぁぁぁ」
🖋「いいよ~」
🌺「きたきたきた」
🐳「イイヨーイイヨー」

ところが、今回も逆風に襲われてしまう。

急所中の急所の6mが消滅。
🐳「ああ6mなくなった」
🌺「なんでよ~4つも」
🐳「贅沢」
🌺「ちょっと分けてくれないと困りますよ」
🖋「いや~3m1枚しかない(36m受け)」
🐳「厳しすぎる」

残り1枚の3mの行方は……

まさかまさかの新ドラ表示牌。4mに1枚乗ったと言っている場合ではなくなってしまった。
🐳「あっ3mなくなったんですけどw」
🖋「おバカじゃないかw」
🌺「どういう……どうするこれは」

さらに試練は続く。かちゃまんた選手から立直。
🐳「いや~オリるのかな」

甲森選手の一発目の選択は通ってはいない9p。自己都合でいく。
🐳「強い。強いけど」
🖋「聴牌らないでほしい」

さらに2mもツモ切り。徹底抗戦の構えだが36mが既にないことを知っている控室としては気が気ではない。
🖋「いや~行く」
🐳「行くと決めてるねこれは」
🌺「テンパラナクテイイヨ~サブローワンガナイヨ~」

そして、決着の瞬間は突然訪れた。

相川プロが47p待ちで追いついた。三色確定の勝負手。
🐳「あ~相川さんきた。うわ123の三色だ」

🐳「うわ~そして一発で掴んだ!」
相川プロの粘りが光った!跳満スタートの会心の和了!

と思いきやまさかの頭ハネ。競り勝ったのは親のあやねさまだった。

🐳「うわ~そして頭ハネだぁ~!すげえ!この局」
🌺「けっこう高い。いや~この頭ハネはアツいでしょ」
🐳「いいもん見させてもらいましたね」

相川プロの当時のリアクションが気になりますねという感じの1本場

🐳「あんさんだけ仲間に入れてもらえてないな」
🌺「被害は最小限に抑えてる」
🐳「局ごとに最高の結果と言ってもいいのに」
🌺「ためてるんですね」
🐳「爆発の時はまだか」
この配牌で何をすればと言いたいところだが、ここからこの手が化ける。

まずはカン5sをチー。
🐳「ナイスチー!」
🖋「ナイスチーナイスチー」

さらに赤5pでカン5pチー。
🌺「これ勝てるかもしれないですよ」

相川プロから立直が入るがこの8pをポンすれば聴牌。
🖋「ポンポンポンポンポンポン」
🐳「いけいけいけいけ」

満貫が見えるなら勝負。3sをぶった切って25m待ち。
🌺「25mが……4枚!」
🖋「(相川プロの待ちは)残り3枚」
🌺「いや見えないです
苦しい状況から一歩抜け出したのは……

甲森選手だった。相川プロから2mを捉える。
🐳「うぉよしよしよしよしよし!」
🖋「ヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシヨシ」
🌺「いいぞ~!」
🐳「ナイスすぎる」
🌺「耐えた甲斐がありましたね」
🐳「報われてくれ~」

南1局~7pを探せ

勢いそのままに飛んでいきたい南1局。

配牌で1面子完成。打点も見える。
🖋「コウモリーチいきましょう」
🌺「ここまで耐えてきたからね」
🐳「手牌も応えてくれ~」

その思いに呼応するかのように先制聴牌。
🐳「おっきた」
🖋「ナイスゥ」
🌺「立直立直!」
🐳「まあ赤消えちゃうけど」

親の立直はなんだかんだ偉い。ここはペン7pで勝負。
🐳「うん、行きましょう。良い良い良い」

ここは惜しくも空振り、勝負は次局へ。
🐳「まあまあまあ、いいです」
🌺「連荘連荘」

まだまだ加点したい1本場

これも楽しみが多そうな格好。
🌺「東中のシャンポンでいいですよ、欲は言わないから」
🖋「欲言ってないですかそれ」
🌺「……欲です!
🖋「wwwwwww」
武則プロ、欲望に忠実。

そんな中、あやねさまが動く。

この8mを見て……

チー発進。タンヤオでの躱し手を目指す。
🐳「あ~もう鳴くんだ」
🌺「へ~鳴くんだ。トップ目だから鳴かないかと」
🖋「すごいな~これ。鳴けるんだ」
🌺「で、これで中が流れてくると」
🖋「それですよぉ~」
一方で順調に煩悩に染まっている控室であった。

そんな中でこの聴牌。ドラの中は出ていくが仕方ないか。
🐳「う゛っ」
🖋「うっ」
🌺「来た、ペン7p立直」
🖋「あの日の」
🐳「行っていい」
今度こそ捉えたい、ペン7p立直。

しかしトップ目からあやねさまが攻める。8sをポンして打6s。
🐳「あ~来るんだ」

そのまま甲森選手から7sをロン和了。自力で局を消化した。
🐳「あ~ダメかあああ」
🖋「ああああああああ」
🌺「ん~悔しい~これは悔しい」
🖋「聴牌取ったあやねさまが見事でした」
🌺「まだいける」
🐳「ナイスファイト」

南2局~それぞれの嗜好

親番こそ落ちたがまだ上を見たい南2局。

配牌がこちら。
🐳「まあホンイツしたいですかね。ここで満貫あがれば全然わからない」

そこから白をポンしてこの形。ドラ3sを切れば素直に聴牌だがどうするか。
🐳「ポンして、どっちでもいいよ」

ここは大きくいく。3sを意地でも使う構え。
🖋「あっドラ単」
🐳「好き、好き。うん」

しかし実る前に相川プロの仕掛けに捕まり1500の放銃。
🐳「まあしょうがないね」
🌺「1500ならいい」

気を取り直して1本場

この局も手がぶつかりそうな手牌。まずは相川プロが中ホンイツの聴牌。

一方であやねさまも聴牌。あがれば勝負をほぼ決める満貫の手。
🐳「いや~来るぞ~あやねさまだぅ来るぞ~」

そんな中で甲森選手も聴牌。待ちはカン2p。
🐳「うわ聴牌った、いっていいよ」

ここはダマテンを選択。
🐳「ああ縦置き」
🖋「あ~いい。好き」
🐳「たしかにLusyabaさんは好きそう」

2pはまだ山にいたが隣だった。ここは相川プロのツモ和了。
🐳「まあリー棒得しました」

続く2本場はあやねさまだぅ選手が1000-2000のツモ和了を決めて南3局へ。

南3局~7の悪戯

あやねさまが抜け出し、下が競っている状態の南3局。
配牌は4人ともなんとも……という感じだったが徐々に各選手の手が化けてくる。

🐳「相川さんの手……そんなんだったっけ」

相川プロの手はバシバシと萬子を引き当てて一気にホンイツ模様に。

その一方で……

🌺「1p単騎聴牌」
親のかちゃまんた選手はこの日2度目の純チャン聴牌。

そして甲森選手にもこの手が。
🐳「あっ聴牌った」
待ちは奇しくもまたペン7p。南はドラだがこれなら切るに値する。

ペン7pは山に残り1枚だが今度こそ捉えたい。
🐳「3度目の正直!」
🖋「いや~ナイス」
🖋「1p3枚あるけど
🐳「そんな現実見たくなかった」

3対1は……さすがに3だった。かちゃまんた選手がこのツモで2着目に浮上。
🐳「まあ75%でこうなるわけですからね」
🖋「いや~ペン7p1回くらいあがらせてくれんかね」
🐳「ラッキーセブン全部逃げてった」
この日3度目のペン7p、実らず。
とはいえまだ終わったわけでない、顔を上げてやっていきたい1本場

47s部分が二度受けなのが若干気になりはするが悪くない1シャンテン。

47sから入ってほしかったがリアクションに困る聴牌。
🐳「んんん~なるほどぉ~?」
ここでも7に嫌われてしまった。

56の並びシャンポン。面白くないがここは行く。決意のコウモリーチ。
🐳「行け行け、行け行けー!」

これを見事に引いてみせて2着目に復帰。
🐳「うぇぇぇぇい」
🌺「うおおツモった」
🐳「ツモればいいのよ、ナイスゥ!」
🌺「コウモリーチ炸裂しました。全然ツモる未来予想してなかった
このとき武則プロは出あがりのパターンをいろいろと考えていた最中だった。とはいえもうちょっと信じてあげても良かった気はする。

🖋「あのときの7p裏ドラにいました」
🐳「今じゃないのよ」
この日はとことん7と縁がなかった。

オーラス~スプリント勝負

オーラス、あがりさえすれば2着という状況。

中を鳴いてカン6sとはいえ聴牌。このまま突っ走る。
🖋「ポンにゃ」
🐳「迷いがなくていいね」

ところが対面のかちゃまんた選手の手の様子がおかしい。
🐳「高くなる、ホンイツだ」
🌺「やばいやばいやばいやばい」

自分で西を重ねて字牌シャンポン聴牌、あまりにも強い。
🖋「やめてって、4山」
とはいえ6sも聴牌時点で山に3枚いた。はたして勝負を決める牌の行方は……

などという話をしていたらここに6sが来た。ここから何を切るか。
相川プロの選択は……

234三色が見えていたこともあってそのままツモ切り。これを捕まえて決着となった。
🐳「出たー、タスカッタ」
🌺「先切りしたかったんだ、よかった助かった」
苦しい場面も少なからずあったが、最後は連対で帰ってきてみせた。

試合後

🌺「お疲れ様でした~!」
🦇「いや~あやねさまには参りました!もう2着で精一杯!」
🐳「いやでもほんとナイス2着です。めちゃくちゃ苦しいというか、他3人に比べて配牌が」
🌺「しかも当たり牌出そうな場面あったのよ。よく耐えました
🦇「いや~ペン7pはあがれないんだなって思いました!」
🌺「今日はペン7pダメな日」

かつてのチームメイトとの再開を満点の結果で喜ぶ、とまではいかなかったものの堂々たる2着。逆風の中でも力強く羽ばたく姿は、チームメイトにとっても勇気を与えられるものであったことだろう。次戦以降も、ひるまず立ち向かっていくコウモリーチに期待したい。

ANC PURPLE BATS 32.3pt
現在、暫定5位。


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