猛獣たちのしばきあい~第2期Σリーグ『ANC PURPLE BATS』第16節第2試合コータ選手視点


試合前

卓組

東家 『縁』アサダスズメ選手🐦
南家 『麻雀以外麻雀じゃないの』犬童レイナ選手👿
西家 『ANC PURPLE BATS』コータ選手🐖
北家 『風林火にゃん』葉弥さん選手🐾

🐖「🐳がいいトップ取ってきたので流れを絶やさないように、あとあの方をしばいてきたいと思います」


前回のコータ選手

前回はジョコラー選手との壮絶な叩き合いの末に惜しくも2着。しかしながら積極的に応戦するパンチ力は存分に見せていた。ひげくじらにゃんの作った波に乗って、デイリーダブルなるか。

🖋「もし🐦と🐖がノー和了で終わった場合焼き豚と焼き鳥になるのかな
🦇「キャラクター的にね?」

対局ハイライト

東1局~ヒト目線

中盤、なんやかんやで147sで聴牌。
🍵「わーきた、いきますか」
🖋「行かない可能性もある」

しかし出ていくのはドラの1p。さすがにとれない。
🦇「いかないか」
🍵「うーん」
🦇「つい神目線になっちゃうわ、他人事だと思って」

その後ペン3pに変化。ここで曲げる。
🐳「あーいくね」

結果は2人聴牌。中を切っていたら満貫放銃だったが見事に回避。
🍵「ナイス聴牌」
🖋「危ない危ない」
🦇「中縦引きでかかった~」
🍵「ね、大きかったですね」

🖋「……147sフリテンだった」
🐳「ほ~」
🍵「なるほど」
🦇「神目線にもなれてなかった

東2局~猛獣注意

コメ欄「焼き豚よりトンカツがいい」
🖋「なるほど」
🐳「なるほどじゃないよ……和了したら『あがった』からトンカツってこと?それでいいのか?
🖋「あがるたびにトンカツになるのか

終盤に葉弥さん選手から立直を受けるも、コータ選手果敢に揚がりに……じゃなかった、あがりにいく。
🐳「おー5mプッシュしていくー」
🍵「強い」
🦇「強い強い」

しかしここは犬童選手の一通に捕まる。
🐳「うーんしょうがないね」
🍵「これはお見事」
🐳「しばかれてしまった
🦇「まずはジャブを」

続く1本場
🐳「めちゃくちゃいいな」
🍵「おお、良い良い良い良い」

しかし、この局では下家の葉弥さん選手の鳴きが光った。

9巡目、ここから仕掛ける。

さらにドラポンまでこぎつけた。あの形からタンヤオドラ3聴牌。
🐳「明確に打点が高い人現れちゃった」

こうなるとどうにも動きにくい。
コータ選手、4mを鳴けば聴牌だったが動けず。
🐳「あーちょっと厳しい」
🦇「葉弥さんの鳴きすごかったねえ」

さらにここにも困った人がもう1人。アサダスズメ選手、七対子聴牌で粘っていたが海底にいたのはなんとも胡散臭い2p。

熟考の末1sを切ったがこれが親の犬童選手に刺さった。河底もついて5800は6400の放銃。
🐳「これは……ツイてたかな?罰符払わずにすんだけど」
🖋「しばくとか言うから(犬童さんトップ目に)」
🐳「こういうのは煽った側が負ける」

迎えた3本場、まだ止まらない。犬童選手、123三色で連荘。
🖋「いややっぱレイナさんつええわ」
🍵「ね、レイナちゃん強い」

そろそろ止めたい4本場
🐳「良いが……ちょっと安いか?」
🖋「(染めたいけど)親終わらせたいもある」

結局染まり切らず、チーして14p聴牌。

しかしこのチーでなんとドラ4pが流れる。
🐳「あああ4p流れちゃったあああ」
🦇「あら~」
第1試合ではひげくじらにゃんを救ってくれたドラ4pだが、そろそろ期限切れか。

さらに葉弥さん選手はそのまま七対子聴牌に到達し……

アサダスズメ選手から跳満和了。
🍵「あ~~~」
🖋「はい」
🍵「これは痛い」
🐳「そんなん一発で掴むかねって感じだけど」

東3局~逆風再来

なんやかんやで親番を迎えたコータ選手だったが……

副露副露、そして副露。残された時間は見るからに少なそう。

🦇「親やらせないつもりですね」
🍵「もうちょっとゆっくり」
🐳「薄情だなあ」

そのまま犬童選手がツモ和了で流す。
🍵「あっというまに流れてしまった」
🐳「(染まらなかったので)半分助かったかもしれない」

続く東4局

ここは聴牌までたどり着くも5800放銃。
🍵「ん~止まんない」
🐳「巡り合わせが。まあしゃあないっすね、聴牌なんでこっちも」

続く1本場はラス目のアサダスズメ選手の立直に誰も対抗できず流局。
🖋「まあまあまあ」

南1局~一転攻勢

🍵「おっ」
🖋「けっこういい」

2巡目、ドラの8sをツモ。何とかして使いたいが……
🍵「縦がいい

🐳「オホホホホホホホ↑~」
🦇「むいさんが言うと聞いてくれるのね
🍵「もう1枚……

日菜選手の声援を受けて、雀魂くんついにデレた。
3枚目の8sがやってきて25m待ちで立直。
🐳「うぉ~い引いたー!」
🍵「ナイス~!」

アサダスズメ選手の追っかけ立直をくらうも満貫のツモ和了。
🐳「おしおしおしおしおしおし」
🍵「これは大きい~!」
🦇「これはイコちゃんの応援が通じたおかげね」

※イコちゃん:明太イコさん。私設リーグ『DTMリーグ』にてチーム『雀姫』のリーダーを務める。第1期ではコータ選手をドラフトで指名。コータ選手がバニーになった全ての元凶でもある。

↑(自分が)ラスったので(コータさんを)バニーにした

↑なんか悪ノリしてる人

↑できあがってしまったものがこちら

ここまでわずか半月。怖いねえ。


………いいかげん話を戻しましょう、南2局


🐳「あっ三色!」

先手こそ取られたが追いついた。超大物手。
🐳「いやーいくしかねえだろ、いくしかねえだろこんなん!」
🍵「立直!」
🦇「勝たなきゃダメよー!ここは勝たないと」
🍵「勝とう、頑張れー!」

アサダスズメ選手も参戦するがここでも競り勝った。
🐳「おおおおおおおド高目!」
🍵「ナイスー!」
🦇「ワーイ!」
🖋「べえまんだあー!」
🐳「完璧だったな今の」
🍵「一気にトップ目、すごい!」
あるのか、APB今期初デイリーダブル。

南3局~一寸先に黒猫

希望の光が見えた矢先に下家から不穏な気配。
🐳「ああ~来ちゃう来ちゃう」
🦇「まずいわね」

ここまで苦しんでいたこの人も最後まで抵抗する。アサダスズメ選手、焼き鳥は御免だと言わんばかりの立直。

🖋「おうおうおうおうおう」
🍵「おわ~」

一発目に南を持ってきたコータ選手。考えた末に2mを打つが、これが2着目の葉弥さん選手に刺さってしまった。痛恨の満貫放銃。
🐳「うわいっちゃった」
🍵「う~この直撃は痛い」
🖋「厳しいですねえ」
🦇「ですね~」
🐳「まあまあまあまだ、まだオーラスがある」

オーラス~ツモ山の戯れ

オーラス、コータ選手は1巡目にしてオールスター感謝祭開催。
🐳「全部使えば」
🦇「まだ勝負は終わってないね」
🍵「まだ終わってない!」

カン6mで再逆転の聴牌。この時点であと1枚。
🦇「あがりたい!」
🍵「6m、6m」

13巡目、ここで25m2p待ちに変化。

さすがにこれは捉えられない。最後の6mがこんなところにいた。
🍵「ああ!」
🐳「これはしょうがない」

一方、親の葉弥さん選手も聴牌を入れていたがここで崩す。
🐳「ああ~~~葉弥さんストップ」
1人ノーテンでも詰まるのは4000点まで。流局ならトップのまま終われる。

しかし皮肉なことに次巡が中。これも捉えろと言うには酷だろう。
🍵「あああ~中!助かった?」
🐳「助かったのか?」
🖋「助かったかも」

そして、対局に終わりを告げる海底の牌は……

2p。逆転のためのラストピースはこんなところに眠っていた。

結果は流局。コータ選手はあまりにも惜しい2着となった。そして、アサダスズメ選手は最後まで粘るも焼き鳥に。
🍵「いや~惜しかった~」
🐳「ホンイツの放銃がちょっと痛かった」
🖋「ナイスファイト」

試合後

🐖「おつかれっした。あーーーっ!ゴメン!まじゴメン!まじゴメン!まじゴメン!まじゴメン!
🍵「いやいやいやいや」
🐖「日和った、も~……大事なところで日和った、まじでゴメン
🐳「あれは痛かったっすね」
🐖「あれダメだよ本当に」
🦇「ちょっと悔しいやつだね」
🐖「あれは、いやー、うん、普通に南切り飛ばしていこうかと思ったんだけど、(自分)234あるから。ダメだね、うん、すいませんした」
🍵「いやいやいやいやナイスファイト、お見事でした、2位」
🐖「いや~……ねえ、うん、…………はい、すいません、はい、あざっす」
🖋「まあまあまあまあ、久しぶりに1着2着」
🐳「久々にでかいプラス舞い込んできたんで」

手が届きかけたからこそ悔やまれる場面もあったが、この16節で負債は大きく返済できた。
ボーダー争いが過熱するレギュラーシーズンは、ついに残り4節。

ANC PURPLE BATS -4.7pt
現在、暫定6位。


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