夜空を制するのは誰だ~第2期Σリーグ『ANC PURPLE BATS』第11節第1試合甲森あん選手視点

当日の控室配信↓




配信開始~試合前

卓組

東家 『ANC PURPLE BATS』甲森あん選手🦇
南家 『てんぱねすくりゅ~』ヨーテル選手🐟
西家 『縁』アサダスズメ選手🐦
北家 『何でも鳴けばいいというものではない』せどなりあん選手👾

レギュラーシーズン後半戦開幕。APBからは、満を持してリーダーの登板。

前回の甲森あん選手

前回はかつての盟友武則プロが見守るなか、果敢に攻めて2着フィニッシュ。久々の登板、今日も勢いあるコウモリーチが見たい。

対局ハイライト

東1局~牛タンと空中戦

起家スタートの甲森あん選手。まずは挨拶代わりのコウモリーチ。のみ手だが69s待ちで形は十分。

🐳「まあいいでしょう」
🍵「裏3裏3、裏3チャ~ンス」

しかしすぐにアサダスズメ選手から追っかけ立直。コウモリとスズメ、VPL同期のスカイバトルが唐突に開幕した。
🐖「あら~」
🐳「あ~」
🍵「ひえ~」
🖋「追っかけられたのきつい」

そして決着は一瞬だった。甲森あん選手が一発で4sを掴んでしまう。
麻雀ではよくあることだが、何度くらってもきついものはきつい。
🍵「あっ」
🐳「なああああああ一発……」
🍵「一発……」
🐳「ドウシテ」
🐖「そんなバカな」

いきなり12000点の失点からスタートとなってしまった。
🐖「おかしいなあ、ちょっとゲン担ぎしてきたのになあ

別リーグにて、焼肉による飯テロがあった日に全勝だったという出来事があったコータ選手。それにあやかって自身でも飯テロを敢行したのだが……
🐳「ご覧の結果でしたね
ひげうじ、あまりにもドライな反応である。

東2局~鳳凰たる由縁

気を取り直して頑張っていきたい東2局。

漂う縦の手の気配。
🐳「あるじゃん」
🖋「あるじゃん」
🐳「西ない、3m7m1枚」
🖋「なくはない」
あるのか。四暗刻で一発逆転。

さすがに遠かった。親のヨーテル選手に躱される。
🍵「わあツモってく~」
🐳「しっかりツモる」

続く1本場は立直をかけたヨーテル選手の1人聴牌で流れて2本場

またしても縦の手の気配。
🖋「あの日の四暗刻が」
🍵「あの日……w」
🐳「四暗刻ゲージを貯めてるんですね今」

しかしそんな甘い夢は見せてやらんと言わんばかりの親立直。
🐳「にゃ~」
🍵「ヤメテー」

🍵「わあ一発~」
🖋「ンフフフフフw」

コウモリとスズメの上空を行く。鳳の威厳を見せつける6000オール。
🐳「これが天鳳位の恐ろしさか」
🍵「これが天鳳位……」
🐖「コワイコワイ」
🍵「あんさ~ん、つらい~……」
🐳「ちょっとつらいですねこれは」

この時点で既に残り3800点。
とはいえまだ局は残っている。巻き返したい3本場

しかしここではコウモリーチの宣言牌がせどなりあん選手に捕まる。
🐳「しょうがない、これはしょうがない」
続く東3局はせどなりあん選手が軽くツモ和了で流し、東4局へ。

東4局~逆襲への一歩

展開は非常に厳しいがまだ終われない。終わらせてはもらえない。
ならば、できることは全力の抵抗のみ。

この局は7巡目で聴牌。ようやく先手を取れた。
🖋「7pポンされてるので(47p2s待ち)全然嬉しくない」
🐳「あっホントだ」
🐖「カン3sですね、コウモリーチか」

ここはアサダスズメ選手から仕留める。裏は乗らず2600点。
🖋「乗らんかね~」
🐳「まあまあまあでも」
🍵「ナイスアガリ!」
🐳「親番持ってきて、ここが本番」

しかし親番は聴牌すらできずに終わってしまった。
🐳「やむなし、南が鳴けないとこの手はどうしようもない」

🐳「ラス回避できるルートはあるのか」
🍵「がんばれ~」
🐖「とりあえず1回満貫か跳満を」

南2局~再びの空中戦

この局ではまたしても大物手のぶつかり合いに。

9巡目、アサダスズメ選手が跳満聴牌。147m待ち。
🐖「ワーハーハーハーwwww」
🐳「これが一番です~」

一方で甲森あん選手はこの手格好。親のヨーテル選手も筒子染め模様で8pが余っている。
🐖「もう撤退ですよ」
🐳「撤退でよろしくてよ」

撤退したかったが、ここで手放した3pに無情にもロンの声。
🐳「あっいっちゃった」
🐖「か~~~~~!!!!」
🐳「ん~~~まあそうだよね。4p2pポンだからちょっとなさそうよね」
🍵「なさそうに見えちゃう見えちゃう」

この形ならあがりがあった。ペン3pに捕まって12000の放銃。
🖋「まあまあもう」
🐳「素点回復に努めましょう」
🖋「なかなかあがり抽選を受けられていない」
🐳「あがりましたよ1回、魂の2600」
🍵「カン3s」
🐳「まだまだこれから」

続く1本場では、せどなりあん選手からの立直を受ける展開に。
ここは最終的に7sでヨーテル選手の中のみへの放銃となった。
🐳「これはあれですね、👾に追いつくことをまだあきらめていない差し込みですね」
🍵「おぉ~なるほどぉ……」
🐳「そういうことにしておきましょう」
🐖「👾にあがられるよりも」
🐳「直撃チャンスをね」
🐖「策士だなあ」

箱下でもがき続ける2本場、ここではヨーテル選手とアサダスズメ選手が衝突。

アサダスズメ選手、またしても追っかけから一発ロン和了。
🐖「わあ一発で掴んだ」
🍵「一発~」
🐖「これはお見事」
🖋「あの人一発で2回あがってるぞ」
🍵「たしかに、追っかけで」
🐳「この半荘一発多いっすね」

南3局~少しでも上へ

3着目のせどなりあん選手からあまりにも速いリーチ。甲森あん選手の手格好もじゅうぶん勝負したい形だったが、ドラの中が浮いている。
🍵「わあ速い」
🖋「親に振る以外は無限マイナスではないので、どのみち着順あがらないなら好きに行ってまえってのも手ですね」

黙って見ていても状況は好転しない。であれば、前に出るしかない。
赤5pをチーして聴牌を取る。
🐳「勝負しましょう」

なんとか競り勝ってこの半荘2度目の和了。
🍵「ナイス~」
🐳「えらいえらい、それでいいっすよ」
失った点棒に比べれば、あまりにもささやかな加点。
しかし、こういった1和了が大きな意味を持つこともまた、リーグ戦を戦っている者なら誰もが知っているところ。苦しいながらも、今できることを全力で。

オーラス~なんでもあがればいい

着浮上のためには相変わらず厳しい条件が付きつけられている甲森あん選手。せめて素点を回復して終わりたいところだったが……

ここまで比較的静かだったせどなりあん選手が最後の親番で牙をむく。6000オールの加点で2着浮上。
🍵「おわあああ高目~」
🖋「これはもう席悪かったということで、気にせず局消化を」
🐖「結局ななないが連対しちゃうのかなあ」

続く1本場でもアサダスズメ選手からロン和了で連荘。
🖋「じゃあもう👾にめっちゃ頑張ってもらって🐦から……」
🐖「ちょっとお友達を作っていただいて」
🐳「圧倒的他力」

まだまだ終わらない2本場

🐳「これ12000でしょ?」
🍵「わ~」
🐳「ダメだよ~」
🐖「12000はひどいよ~」
🐳「しかもこれ、3sとか重なってごらんなさいよ🚩」
🐖「18000……」
🍵「役役、トイトイ……」
🐖「ドゥラドゥラ」

口走った矢先にこれである。
🐖「やめてっ」
🍵「あーあーあーあー」
🐳「言うんじゃなかった」
🖋「言うから」
🐖「アッハッハッハッハwwww」
🖋「いやでも枚数減ったんで🚩」
🐖「🐦が3枚持ってる🚩🚩」

このときのアサダスズメ選手の手格好がこちら。
🐖「お友達チャンス
🖋「なくはない、8m通りそうに見える」
🐳「スズメサァ~ン、コッチヘコヨウヨォ~コヨウヨォ~ネェ~?
🐖「やばい、地獄の底から手招きしてるよ」
🐳「タノシイヨォ~」
🐖「マドハンドおる

マドハンドの声などお構いなしに前に出る。カン4sで立直。
🐳「じゃあ3s止まらんかあ~^^
🐖「wwwww」
🐳「スズメサァ~ン、サンゾーツカンデミナイ~?サミシインダヨコッチ~」
🐖「やばい、墓の底から声が」
🐳「ナカヨクシヨウヨォ~
🐖「スズメチャンアソボウヨォ~
マドハンド、増殖。

最後の3sはいたにはいたが、よりによってせどなりあん選手のもとへ。このオーラス二度目の6000オールツモとなってしまった。
🖋「あっ」
🐖「一番ひどい」
🐳「ッハハハハハハ(乾いた笑い)」
🖋「一番嬉しくない」
🐖「だめだ、我々こんなことやってるとダメな気がしてきた
🐳「まあこれは、これはすごいわ」
マドハンド軍団、正気に戻る。

そろそろ悪夢に終わりを告げたい3本場、甲森あん選手の配牌は……

🖋「これはダメですね
🐳「淡泊がすぎるよwもうちょっと希望を」
🐖「お医者さんじゃないんだから」
🐳「完全に匙投げてた今」
🐖「まだ倍満直撃で変わる」

一方でせどなりあん選手は見せつけるかのようにこの手格好。
🐖「これ、69m入ってきたりとかしたら🚩(あんさん1m浮いてる)」

その直後に69mが埋まってからのこれである。
控室のフラグ回収力が悪い方にすごい。
🍵「あっ、あっ」
🐳「あ~~~~~」
🐖「すいませんでしたァ~ッ!すいませんでした……!」
🖋「まだ終わらんよと」
🍵「まだ終わらないよ?」
👾<マダオワラナイヨ
🐳「あんさん、強く、強く打とう」
🐖「心を強く持って!」

その後も地獄のオーラスは終わらず、2度の流局を挟んで6本場
🖋「もうやめましょうよ!」
🐖「もうオラたちには支払うものねえだあ
🐳「まあ無限にあるんですけど
🍵「借金がかさんでしまうw」
🖋「点棒がも゛ったいだいっ!!!!

最後はアサダスズメ選手がせどなりあん選手の独裁に待ったをかけて決着。
🖋「終わった終わった終わった」
🍵「あ~」
🐖「夜が明けた
長く深い夜が明け、残されたものは焼け野原。
APBにとってはあまりにも逆風が過ぎる半荘となってしまった。

試合後

🦇「お疲れ様でした~」
🐳「災難でしたね」
🍵「ね~つらかった~」
🦇「ちょっともうね~心が折れました!」
🐳「まあ……察します。これはつらい。これはつらいよ」
🐖「ゆっくりちょっとね、休憩してもらって」
🦇「素点回復も、何もできなかった」
🐳「ちょっと周りに手が入りすぎてて、よう頑張って2回あがりましたよ
🦇「2戦目以降で挽回してもらえることを期待して、応援に回りたいと思います」
🍵「お疲れ様でした~」
🖋「ナイスファイト!」

あまりにも、あまりにも苦しかった半荘。
今はただ、この苦しみがいつか報われることを願うのみ。

ANC PURPLE BATS -5.5pt


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