与える人の気持ち

どうやら私は、人に何かをしてあげることに喜びを感じているらしい。

会社の中で平々凡々とした私は、些細な相談に乗ったり、他の人の休んでいるときに仕事を代わってあげたりするのが、なんだか本能的に嬉しい。
特に見返りとか求めている訳ではない。

そんなこんなで周りを助けているうちに、結局自分の仕事が進まず、自滅してしまうところまでがいつものパターン。

そんなこんなで私は、「いい人」扱いされることも多い。

「いい人」とは「どうでもいい人」でもある、とはよく言ったもので、
周りに自分のことを特別に思ってくれている人などいないような気がして虚しくなってくる。

そうは言ってみたが、私がいいことをしているときに、誰かを特別に思っているのだろうか？
そう考えると、自分の慈善事業も結局は、自分が気持ちよいだけで、本心から相手のためにはなっていないのかもしれない。

大切な人に真心のこもった贈り物ができる人に、私はなりたい。