不安定な星の軌道


わたしは軌道が不安定な星 いつもふるえていて まわりの星々と明るさを比べて 明るい銀河の中で 独りぼっちの気分でいる 
誰かの衛星でいたい 確信できる惑星の 軌道に乗って もう大丈夫だって思いたい わたしから選ぶことは あなたが引き連れている銀河系の中に入って みんなのうちのひとりになるということ でも わたしはあなたと ふたりきりになりたい 広い宇宙の中で 選んで わたしたちは絶対だからって つなげてほしい 

信じるということは 疑うということ だから 疑うひまもないくらい 信じさせてほしい 
砂時計が終わりそうになったら あなたがひっくり返して わたしは最後の一粒までじっとみつめる  すべて零れ落ちたら泣いてしまうから あなたがひっくり返して 永遠ごっこをしよう 
あなたはそこにいて 手を繋いでくれるだけでいい わたしはあなたのまわりを 勝手にまわって 勝手に光っておくから あなたの影なら闇もこわくない あなたの光なら眩しくても目を開けていられる 
お願い 絶対だって 不安定なわたしを つなぎとめて わたしの輝く場所はここだと 決めて

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