見出し画像

文学フリマで買った本「ろくでなしどもに告ぐ」


文学フリマ東京にて購入した本
むぎさん(フォロワーさんの本)
ショートショート、長くても原稿用紙30枚くらい? 短いと本当にさくっと読める日常ショート
一応世界観としては魔法があって、そこで生きる魔法使いと一般人というコンセプトなんだけど事件があるわけでも、トラブルはまぁあるんだけども、なにか悲劇らしい悲劇が作品中のメインではなくて、あくまで表紙の四人がそれぞれ生きている青春と日常、そして彼らが友人同士ということできゃきゃと絡み合う風景を切り取った作品
あくまで日常と青春がコンセプトで、作品の並び方として多少過去と未来が前後している箇所はあるんだけども、それでもさくっと読めていくのでほどよみ混乱もせず、読み切れます。
私はこういう日常ものが好きなんだけと自分が書けないタイプだからいいなーと思いながらさくさくと読みました。ただ文章はレモンみたいな酸味のある、つんとした書き方で、感情にがっつんと訴えるわけではない。ただ淡々としているので彼らを遠巻きにみせてもらっている、というかんじ。
ちょっとした異世界をみたい人におすすめ
イメージとしてはハリーポッターの現代日本風というところ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?