制作余話＃３「7月21日の雨」編

　書き切った作品の執筆中の出来事や感じたことについての日誌のようなものシリーズです。第3回は単発の掌編、「7月21日の雨」についてです。

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　この作品は完全な一発ネタです。その場で思いついた発想を勢いで書いた作品です。リアルの知り合いに見せられないひっっっっどい作品です。展開もさることながら描写もド下品で、カクヨムで表現の修正要請（要するに通報）を受けたので比較的シモにも寛容な別サイトに移しました。
　内容はというと、とある男女のある行為について視点をこまめに変えながら濃密に描写し、最終的には何故か三人称視点になっている意欲作（好意的な言い回し）です。

　きっかけは7月21日で何かネタを作れないかと思った所が起点になっています。7月21日はわかる人にはわかる、とあるネタ日付です。SNSでおかずや食事のお誘いの投稿が盛んになる日です。
　それと7月7日の伝統的な記念日、節句を掛け合わせたのが本作になります。思いついたのは19日辺り、カクヨムに投稿したのが21日当日なので、本当に勢いで書きました。21日に間に合わせる為に校正もおざなりになっています。

　そんな作品ですが投稿後はそれなりに反響を頂けました（当社比）。数日でちょっと真面目に書いた作品の閲覧数に並びました（それはそれでショック）。
　ただ、サイトの規約はしっかり守らなければいけません。通報の連絡後は速やかに非公開にし、投稿可能なサイトの方へ移しました。これと同時期に世間であいちトリエンナーレの件が話題になって、「表現」についてちょっと考えさせられる夏でした。

　色々とおふざけがひどい作品ですが、現状の表現力を把握できる作品になったと思います。毎年7月21日に続編といいますか、このネタで別作品を書くと、年々の嗜好や表現の変化が見られそうで面白そうだなと思いました。
　覚えていたら年恒例の企画として、また来年に新作を投稿しようかな。

＜了＞

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