(R-18)あおえるさんちまんたりすむ

いや、べつに感傷抱えて生きているわけではないんですが。

今日はいつもの家路からコースを外れて、寄り道をしました。
あおえるも脱輪。

目的地は、いまや他人の家と成り果てた、十年余ひきこもった生家である。

車で通りすがりに、チラと見慣れていたベランダを見上げただけだったが、窓の中暗く、カーテンもなく、人が住んでいる様子ではなかった。

他人の家と成り果ててないじゃん。
逆に腹立つ。住めよ。

近所の公園にも行った。幾度となく遊んだ場所である。
外灯もなく、暗く、記憶にあった遊具なく、
逆に明らかに年上であろう遊具が健在だったりし、
バネ付きのカバが剥げた塗装から錆びた金属の体を覗かせていた。
どんな子供が遊ぶねんここで。

小高いところにある東屋まで登ると、風、肌寒く、
扇状地にへばりつく故郷の街が0.3望できた。
この景色が好きだったことを思い出した。
遠くに見える電波塔や、家々の明かりである。
くっそエモい。心が締め付けられる感じすごい。

そういや、この公園でもしたな。
あのときは夏の夜だったか。
いや、してないわ。途中でやめたんだ。

なんかめっちゃ湧き上がる感情がある。
車に戻り、急ぎエンジンをかける。

アダルトショップに行った。
買った。

ぷにばーじん3200。重量3200gの大型である。

脳がバチッとピンク色に染まる衝動の恐ろしさ、
あらゆるが面倒くさく、億劫になった体も、エロには抗えない。

以上。

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