誠実な人


最近、人付き合いについて考えることが増えた。
元々誰かと仲良くなるのが苦手だった。高校時代までの友人はほとんどいないと言っても差し支えないだろう。

小学校の時にいろいろと無な思いをして以来、うっすらと人間のことが嫌いだ。他人なんて信じられるか、と思うことのほうが多い。

そんな私にもありがたいことに今現在はそれなりの数の友人がいる。彼女らの共通点は誠実な人である、ということだ。

たとえばなにか約束をしたとき。
約束を守ることは当たり前だが、何らかの事情で約束が守れないことになってしまった場合に人間の真価が問われると思っている。長続きしている友人は早めに個別連絡をくれて埋め合わせをしてくれる。

逆に言うとSNSなんかにどうしよう無理かもーと垂れ流しておきながら個別連絡を一切寄こさない人はもうぜんぜんだめ。たった一言、DMやLINEでごめんねーと言ってもらえればしょうがないねーまた機会が合えばぜひ、と返す。仕事でもそうだけど、悪いニュースの連絡は早ければ早いほどいいのだ。そこを分かっていない人とは多分馬が合わない、と思う。

あとはお金にきっちりしている人。
レストランなんかにごはんを食べに行った時、私はおごりや割り勘よりも自分が食べた分だけ会計するのが一番スッキリする。あ、居酒屋とか大皿で食べるときはこの限りではないです。おつまみは割り勘、飲み物は自分が頼んだ分の会計がいい。

これってまあまあ面倒なことではあるんだけど自分が楽しんだ分だけのお金を払うのが最も理にかなっているしあとあと不満も残らない。

トラブルの原因は少なければ少ないほどいいから、ちょっとの手間で信頼を得ることができるならそれに越したことはない。

舞台なんかで連番チケットを購入した場合はなるべく当落が出てすぐのタイミングでチケット代をもらえると嬉しい。もちろん相手が当てててれた場合はこちらもすぐに送金します。

当日でもいいんだけど、外出するときにあんまり大きい金額を持ち歩きたくないし、相手にもその負担を負わせたくない。

最近はグッズの代行とかもやらないようにしています。やるとしたら先に商品代だけ頂いておいて、買えなかったら返金とかかな。

「ごめんね」のひとことや「ありがとう」のひとことがきちんと言えること。
ありがたいことに、今の私のまわりにはそれが当たり前にできる人ばかりである。だからたま~に、それこそ仲良くなりかけくらいでそうではない人と出会ってしまうと結構落ち込む。

前も、約束をぶっちされた挙句当てつけのようなポストをされて落ち込んだ。うっすら人間ぎらいが加速する。

だからこそ誠実な友人たちには頭が上がらない。みんな、いつもありがとう。

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