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幸運な人はいつも釣り糸を垂らしている

●この幸運は偶然か!!?
『桃太郎セオリー』というのをご存知でしょうか?
難しい話しではありません。
川での取得物が、実は宝物だったというお話です。  

むかし、ある所に、仲のいいおじいさんとおばあさんが住んでいました。 おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に 洗濯に出かけました。
ここでの主人公はおばあさんです。

おばあさんが洗濯していると、上流から一つの大きな桃が流れてくるのが見えました。
「あれ、あれはいったい何じゃろかいのぅ……?」

そうこうするうちに桃がおばあさんの目の前までやってきました。
おばあさんはとっさに手を出して、桃を掴まえました。
ところが桃が大きかったため、なかなか陸に上げることができません。
「私一人では無理かも……?」  

そう思って一瞬あきらめかけたおばあさんでしたが「ナニクソ!」と思って必死になって桃を引き上げました。

しかし、ここでおばあさんは悩んでしまいます。
家まではかなりの距離があったからです。
「こんな重いものをどうやって持ち帰ったらいいの……?」  

普通でしたら「やっぱり無理だ!ここにおいて帰ろう……」となるところですが、このおばあさんは違いました。
おじいさんに見せたい一心もあって、桃を引きずって、長時間かけて、
なんとか家までたどり着きました。

桃を見るなりおじいさんが言いました。
「川で拾ったってか!大丈夫かのぅ……?毒でも入っておらんやろなぁ」
するとおばあさんが、
「大丈夫ですよ。おじいさんったら心配性なんだから。ちょっと大きくて変色してるけど、普通の桃ですよ……」  

それに納得したおじいさんが桃に包丁を入れたところで、
驚いたことに中から小さな男の子が出てきたではありませんか。

「ボク、桃太郎!よろしく……」(少し作り変えてあります)。

ご存知のように、その後桃太郎は鬼ヶ島へ行って、鬼退治をして大活躍することになります(ちょっと残酷な気もしますが……)。
ちなみに桃太郎は、ここでは宝物を指します。
つまり川での怪しげな桃が、実は宝物だったというお話しです。

さて、おじいさんとおばあさんはラッキーだったのでしょうか?
もちろんラッキーだったと思います。
何しろ桃太郎が鬼退治して持ち帰った宝物をわが物にすることができたのですから。
でもこれは偶然にこうなったわけではありません。
おばあさんが桃に手を出して持ち帰ったからです。  
いわばおばあさんの勇気ある行動に対する対価です。  

考えても見て下さい。普通、そんな得体の知れない桃に手を出す人はいません。実際、上流から流れてきたわけですから、たくさんの人が目にしていたはずです。でも誰も

「その桃を取って食べてやろう……」

なんて考えませんでした。
もしかしたら毒桃だったかもしれず、気色悪かったからです。
だからおばあさんのところまで、手つかずに流れてきたのです。

でもおばあさんは、そんなことは気にせず、とっさに手を出しました。
きっと好奇心が旺盛なおばあさんだったのでしょうね。
それが功を奏して2人は、思いがけず宝物をゲットすることができたのでした。

この話を通して言いたいのは、これだ!と思ったものがあったら、あまり躊躇せずに手を出しなさい…!
ということです。

言い方を換えれば水辺(池、湖、川、海)に行ったら眺めてばかりいないで釣り糸を垂らしなさい…ということです。なぜなら釣り糸を垂らしたからと言って、必ずしも獲物が引っかかってくるとは限りませんが、垂らさない限り獲物はゲットできないからです。

大数の法則で、垂らし続けていれば、必ずどこかで何らかの手ごたえが出てくるはずです。
確約がない限り手を出さないという人が世の中にはたくさんいますが、こういう人を「元本保証型」といいます。

元本保証型でいけば確かにケガはしませんが、
その代わり宝物もゲットできません。
この世で成功した人、大金持ちになった人、あるいは幸運に恵まれた人、彼らは、1部の例外を除いて、ほとんどがリスクを承知で釣り糸を垂らした人たちです。

とはいえ、今の時代、あまり大きなリスクを背負ってのチャレンジには反対です。2020年以降、コロナ、戦争、それに伴うエネルギー危機、インフレ物価高騰などで、成功率が極端に下がっているからです。

でも有り難いことに、今はインターネットが発達していますから、お金をかけずにやれることはたくさんあります。 ブログ、note、YouTube、SNS、など、考えれば道はいくらでもあります。ですので、
「この池、川、海、何かいそうだなぁ……?」
と思ったら、勇気を出して釣り糸を垂らしてみて下さい。  
運がよければ、何らかの獲物が引っかかってくるはずです。  
もしかしたら鯛が釣れることだってあるかもしれません。    

最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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