完全無症状なのにコロナ陽性と判明した一人暮らしアラサーの話


オミクロン株が全国で猛威を振るうなか、ついに私の身にもコロナウイルスが侵入し、陽性が判明しました。普段はKPOPのオタクをやっている大阪在住の20代後半女(一人暮らし)(ワクチン2回接種済)が備忘録も兼ねてコロナ感染から現在にいたるまでを残そうと思います。

①陽性発覚まで

まず、私の職場や友人にコロナ陽性だったという人はいませんでした。私自身も、熱もなく風邪症状もなく、いたって健康体でした(昨年の夏にワクチン二回接種済)。

ある日、急遽田舎の実家に帰らなければならない状況になったため、念のため駅ナカの検査所でPCR検査を受けました。何の症状もなく、身近に陽性者も濃厚接触者もいないので陰性だろうと思っていたのですが、まさかの陽性。

わざわざPCR検査をしなければ絶対判明しなかったと思います。最近はPCR検査が無料なので(今はどうなのかな)私が行った時もたくさんの若者が検査所に来ていました。私のように無症状で念のため検査、そうしたらまさかの陽性というパターンが今回とても多いのではと思います。私は陰性証明書つきのPCR検査を申し込んだので(先払いだったので1万円をドブに捨てましたトホホ)、陰性証明を取りに行った検査所の窓口で「陽性です」と伝えられました。

田舎の両親に会うためにわざわざPCR検査をし、まさかの陽性で両親にも会えないこと確定、職場にも迷惑をかけること確定、それに加え1万円を無駄にした可哀想な女、奇しくもここに爆誕。

その後半泣きで職場に連絡し、陽性だったことを伝えました。小さい職場ですが今まで陽性が発覚した人は誰もいないので、きっとてんやわんやさせてしまったことと思います。

そして陽性が判明してからどうなるかというと、私が行った検査所では「ここの病院と提携しているので、まずはその病院に行って欲しい、電話連絡等も不要なので病院に行って陽性だったと伝えてほしい」とのことでした。

半ばフラフラのまま、免許も持ってない私は電車で提携先の病院に向かいました。病院の受付で陽性だったことを伝えると、今から鼻咽頭でのPCR検査と血液検査をします、薬もお出ししますとのことで、問診票と体温を測り(35度台でした)外の駐車場で待機することになりました。いやぁ、めちゃくちゃ寒かった。

看護師さんに採血され、そのあとお医者さんが登場して鼻に綿棒を突っ込まれ、どうして検査を受けたか、一人暮らしか、職場は?等の質問をされました。そして今回の検査で陽性確定であれば、今のところ二週間自宅待機となる、とのこと。

再度PCR検査をしたのは、検査所の唾液検査よりも病院での鼻咽頭での検査の方が正確だからという理由です。そしてそれからまた1時間くらい寒空の下待機し、薬をもらって(この時点で2週間分貰えました。症状が無くても飲んでいいとのことでした)、明日の17時に再検査の結果が分かるので病院まで来てくださいとのことでした(ネットや電話等で確認できません)。帰る時には同じく検査所で陽性と診断されたであろう人が沢山いました。しかし誰も咳等はしておらず、元気そうな人ばかりでした。

凍え死にそうになった診察が終わり、半ば放心状態で家に帰りました。幸い食べ物は冷蔵庫に残っていたのでそれを食べ、就寝。次の日起きても全く症状は無し。1日横になりつつ、支度をし昨日の病院へ向かいました。17時に病院に来てみると、そこには長蛇の列が出来ていました。50人くらいいたと思います。検査所で陽性だったので昨日検査をして検査結果を待ってる人がこんなにいるのかと思いました。しかし、やはり皆元気そう。オミクロンは軽症または無症状というのは間違ってなさそうだなと思いました。

17時に結果がわかるということでしたが、感染者が爆発的に増えて検査が追いつかないらしく、結果が分かったのは19時前でした。この寒空の下、陽性だろうと思われる人達が行列で2時間近く屋外で待機。仕方のないことですが、本当に凍りつきそうでした。おじいちゃん世代の人もいて可哀想だったな。

そんななかひたすら待っていると、最初に何人か名前を呼ばれ、別の場所に移動していました。周りの人の話を聞いていると、最初に呼ばれた人は再検査をして陰性だった人のようでした。その次に私を含めた何十人か呼ばれたのですが、私達は陽性だと医師より告げられました。医師は「これから病院から保健所に連絡し、保健所の担当者がつく。今は感染爆発の状態なので3日後くらいになるかもしれないが、連絡が来るのでとにかく保健所からの連絡を待ってほしい、保健所の指示にもよるが、基本は検査所で検査した日から数えて2週間自宅待機となる」とのことでした。

②保健所からの連絡

それからトボトボと家に帰り、陽性確定したことを職場に連絡。その日は落ち込みもあってすぐに寝ました。次の日起きるとやはり何の症状もなし。陽性確定した次の日の朝にしたことは、食糧の確保です。一人暮らしの最重要問題、それは食べ物。それ以外は無症状であれば一人暮らしは気楽ですよね。私は幸いにも大阪市内に住んでいるのでネットスーパーが充実しており、宅配で色々頼み、玄関前に置いてもらうことが出来ました。家帰ってきた時にトイレットペーパーがあと一巻きしかないことに気付いた時は慌てましたが、注文して野菜もお肉も日用品も当日に届くネットスーパー様のおかげでことなきを得ました。宅配の方々本当にありがとうございます。

そして陽性確定から3日後、保健所から連絡がありました。名前の確認と同居家族の有無、症状の有無を聞かれました。無症状であれば検査日から2日前にマスク無しで食事したり話をした人が濃厚接触者となるらしいです。逆に、職場の人でもマスク無しで会話食事していなければ、濃厚接触者とはならないみたい。職場のことも特に何も聞かれませんでした。

それと、自宅待機期間は医師の説明を聞いて2週間かと思っていましたが、検査日から10日間とのことでした。あとは無症状でもパルスオキシメーターを送ってくれるとのことで、お願いしました。保健師さんは、とてつもなく忙しいだろうに優しく丁寧にお話してくれて安心できました。そして私の本格的な自宅療養期間が始まりました。

③自宅療養終了

それから自宅療養終了日まで、症状が出ることはありませんでした。最初の保健所の連絡から3日後くらいにパルスオキシメーターが届き、住んでる区の区役所の担当部署より毎日健康観察の電話がありました。今日の体調と体温、症状の有無を電話で聞かれます。時間はバラバラです。最終日の健康観察の電話では、長い間の自宅療養本当にお疲れ様でした、感染拡大にご協力いただきありがとうございました、とご丁寧なお言葉まで。いえいえこちらこそお忙しいだろうに毎日連絡ありがとうございますって感じです。

それと、職場復帰にあたって、職場からPCR検査をして欲しいとの連絡がありましたが、保健所に聞いてみると、「自宅療養後にPCR検査をしても体内にウイルスが残っている可能性があるので陽性と出る場合が多い、なので検査しても意味がない。ウイルス自体は時間が経っているので陽性であったとしても人に感染させる力は無い。なので10日後に自宅療養解除にしている。」とのことでした。その旨職場に伝えるとPCR検査は不要になりました。もし職場や学校復帰の際のPCR検査はどうしよう?となった時は、今は上記のように判断しているとのことです。これは大阪市の場合ですが。

幸い私は最初から最後まで無症状でしたが、全国的に感染者は爆発的に増えており症状が出て苦しんでいる人達もたくさんいらっしゃると思います。この波がいつ収まるのか今の段階では全く分かりませんが、何とかして乗り切りたいですね。

特に大きな出来事はありませんでしたが、これで私の新型コロナウイルス体験記を終わりにしたいと思います。



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