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ふしぎな娘とのはなし

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2020年6月の記事一覧

Profile

たかはたあきこ 1979年1月18日生まれ。山羊座。 5才くらいの時、横断歩道を渡っていたら、車にはねられる。 頭を打って痛かったのだけれども、動揺激しい母と、 とんちんかんな質問をたくさんする看護師さんを前に、 頭が痛いと言ったら大変なことになると思って言えなかった。 そんな少し冷めた外からの視点を持つ子どもらしくない子ども時代を過ごす。 母方のおばあちゃんは第六感が敏感なひとだった。 手相や人相にも詳しくて、昔ながらの智慧を携えていた。 そんなおばあちゃんが大好きだ

きみどりとシンクロとペリドット

ここ数ヶ月は、激動だった。 変化のスピードが速い、と言うのは、 すでにあちこちで耳にすることだ。 そして、気づけば、そのスピードはもれなくわたしのところにも。 今朝、朝ごはんを食べながら、娘が「ひとといろ」の話をしていた。 誰々は何色っぽいよね、という話は、ときどき話題になる。 学校で自分が何色っぽいと言われたか、という話の流れで、 〇〇先生は紫色だよね、 と、これまでも何度も互いの認識を確認してきたことを、また再確認。 そして、これまた、何度も確認してきたことだけれども

腸から出るもの

夜寝る前に、娘にせがまれて、よく腸ロミロミをしている。 もともと体感や感受性が敏感な娘。 体感なのかもう少し違うものなのかは計りかねるのだけれど、 もっと小さな頃から、あれこれ感じることや見えたりするものがあったようだ。 そしてそれはいまも。 9才になり、そういった感覚が残るか薄れていくか、 そろそろ分かれ道なのではないかと思っているだけれども、 どうやらまだ健在のよう。 ひと通りの腸へのマッサージやヒーリングケアをして、 一番最後。 お腹に溜まったものを振動とともに外

9才が語る「こころのとびらを開くこと」

娘とふたり、散歩の道すがらに、娘が話したこと。 いつも「それ」は突然くる。 わたしが、話が通じない夫のことを、 「夫(パパ)の言いたいことがわからない、言いたいならば言葉にしないと伝わらない!」とグチをぽろんとこぼしたら、 「こころのとびら」の話がはじまった。 「こころのとびらを開いて聴かないと入ってこないしね」 「聴こうとしないと入ってこない」と。 「とびらを開けていないと、言葉も外に出ていかない」と。 へぇ~ 娘はそういうふうに会話やコミュニケーションを理解している

娘の小児科と宇宙のはなし

昨年のこと。 11月末から激しい咳に悩まされていた当時小学3年の娘。 年末にやっと高熱を出せて、 咳もようやく治まりかけたと思っていた年明け。 またまた高熱を出し、激しい咳ふたたび。 咳が出ることや高熱が出ることに関しては、 「出る理由」があってのことだから、 全く心配はしていないのだけれども、 症状があまりに激しいと、さすがにどうにか和らげてあげたいと思い、 めったに行かない、でもかかりつけの病院へ行った。 娘の学校の校医もしてくださっている先生は、 おおらかであたた

夢のなかで引いたエンジェルカードのはなし

わたしは超朝型のひとなので、 夜は基本的に娘と布団に入り、 朝はお日さまが出る前に起きる。 お肌のゴールデンタイムと言われる22時から2時までは、 確実に夢のなか。 お肌のことはそれほど気にしてないけど、 それでも、夜おそく寝ると、翌朝の肌ががさがさしているから、 やっぱり早く寝たい。 ちょうどひと月ほど前のこと。 いつものように早朝からごそごそ起き出して、 静かなひとり時間を過ごしていた。 とはいえ、娘の朝も早い… 早ければ5時には、遅くても5時半過ぎには起きてくる

娘が生まれたときの不思議な訪問者

娘がお腹にいたとき、 それはそれは、 これまで生きてきた中で、一番穏やかで幸せな時間だった。 もう、なんとも表現しようがないくらい、幸せに満たされていた。 なぜだか、女の子がやってくる、と思っていた。 わかっていた、というが近いかも。 一応、男の子の名前も考えたけれども、 どんなに考えても、画数を調べたり、意味を調べたりしても、 どれもこれもひとつとして、しっくりこなかった。 そして、女の子がやってきた。 退院して帰宅した翌朝。 まだ陽が昇らないくらいの時間。 布団で