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大自然のちからから学ぶ 〜わたしの日々つれづれ〜

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2020年7月の記事一覧

美しいものは光っている

蓮の花を観たい、なんて、 これまでの人生でそこまで熱く思ったことはなかった。 けれども。 蓮の花を観に行ったという話を立て続けに見聞きして、 わたしも観てみたい!!と、 久しぶりに、むくむくむくと、 何とも言えない感情がわたしの中から沸き起こった。 いま我が家にいるお蚕さんのおかげか、 自然へのアンテナが、いつもよりも広がっている状態なのかもしれない。 そうしたら、いつもは乗らない路線の中刷り広告で、 蓮の池へ蓮の花を観に行くツアーの案内が出ていた。 ツアーには参加し

神秘のはなし

美しいものを見た。 外での仕事を終えて帰宅した夕方。 もうすぐ娘の帰ってくる時間。 ごはんの支度やあれやこれや気持ちは焦るものの、 優先順位がつけられない。 そうだ、お蚕さん、葉っぱまだあるかな? と思い、そばに寄って見てみると、 食べ尽くして、残っているのは乾燥した葉脈ばかり。 みんな元気かな〜と、なんとなく全体を見てみる。 すると、見慣れない様子が目に飛び込んできた。 ひとりのコ。 普通ならば、葉っぱをいっぱい食べて体の外見こそ白いけれども、 うっすら感じる中身

違いと変えることと変わることのはなし

海外に住む友人から、 「お願いしたいことがあるから話したい」と 深刻そうな連絡がきた。 すぐに日時を合わせて、スカイプ通話をした。 半年ぶりの会話。 最初の1時間ほどは、 お互いの近況報告。 社会の様子や、子どもを取り巻く環境のことや、 この状況下での生活の変化などをあれこれ話した。 そして本題。 それは、とても重たい内容だった。 あまりに、わたし自身と彼女の価値観が異なる、 感情の話だった。 彼女の焦りや恐れが、手に取るように見えた。 それは何かをとても狭く苦しく

美しき天の使い

実は… いま我が家には、 お蚕(かいこ)さんが、40頭いる!!! お蚕さんは「一匹、二匹」ではなく、 「一頭、二頭」と数えるそうだ。 小さな体なのに、「一頭、二頭」とは、 なんとも秘めた大きさなのか。 お蚕さんは、 天の神がこの世にもたらした特別な生き物とも言われている。 そして、なぜ40頭もいるのかと言うと… 昨年、娘のクラス(当時小学3年)では、 暮らしと生活の学びのひとつとして、 教室でお蚕さんを飼っていた。 みんなで育て、繭になり、蛾になった。 その繭から