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ネイティブアメリカンの人生観に導かれて

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2020年7月の記事一覧

ニーバーの祈り

ニーバーの祈りをご存知だろうか? わたしが初めて、この祈りのことばを耳にしたのは、 サウスダコタ州にある、シャイアンリバーリザベーションでのことだった。 そこは、ネイティブアメリカン、ラコタ族の居留区だった。 数々の運命のいたずらとご縁と天の采配のもと、 生まれて初めてその地を訪れたわたしは、 やはり生まれて初めて「スェットロッジセレモニー」と呼ばれる、 子宮回帰、生まれ変わりの儀式に参加した。 その儀式の中で、参加者から出る数々の祈りのひとつに、 このニーバーの祈りが

9才が語る②「こころのとびら」と信頼のはなし

「パパは、ぽーんって開くと思う。  今はたくさん寝て、夢の国で学んでいるの。  今はまだ、こころのとびらは閉じているけれど、  ぽーんって開くよ。  ママはじんわり。  今これくらい。  あともう少しで、いっぱいに開く。」 9才娘の言葉。 確かに、夫はとてもよく寝ている。 大天使さんから言葉をもらってからの彼女は、 ここ最近ずっと「こころのとびら」が大きなテーマのようで、 常々よく話してくれる。 「ママにいいこと教えてあげる。  こころのとびらを開いていないと何もはじ