基本的な円を作図する。
基本図形の円を作図するには、中心点と半径(直径)を指定する方法や図形上の点を指定するなどの作図方法があります。様々なオプションを使いこなして、補助線を使用しない方法で効率よく正確に作図しましょう。
製図道具のコンパスです。
<中心点を指定して、円を作図する>
[ホーム]タブ→[作成]パネル[円]→[中心、半径]をクリック。
または、「C」と入力して、Enter。
この方法は、 [中心・半径]の手順で作図します。
製図道具のコンパスの針を中心点に、半径の数値を入力して作図する。
モデル空間(作図画面)の任意の位置をクリック。
半径は「30」と入力して、Enter。
<2点をクリックして、円を作図する>
[ホーム]タブ→[作成]→[円]→[2点]をクリック。
<接点、接点、半径を指定して、円を作図する>
[ホーム]タブ→[作成]→[円]→[接点、接点、半径]をクリック。
二つの接線位置を選択した後は、半径を入力するだけで便利!
<接点、接点、接点を指定して、円を作図する>
[ホーム]タブ→[作成]→[円]→[接点、接点、接点]をクリック。
三か所の接線位置をクリックするだけで便利!
<職人さんから聞いた明治・大正・昭和のお話・ぶん回し>
昔は、製図道具のコンパスの事を「ぶん回し」っと言ったそうです。
円を描く即席の道具で、細長い板の片端に釘を打ち、反対側に鉛筆や小筆などを差して、釘を中心に回転させて円を描く。
和製コンパスのことを「ぶん回し」って言ってました。
(Webで検索すると出ています。)
手書きではコンパスを使いますが、大きな円を描く時などには今でもベテランの職人さん「ぶん回し」を使うことがあるかもです!
CADで作図をすれば、大小の円が簡単に描くことができます。
昭和の製図道具には、円定規、楕円定規、カーブ定規などありました。
こんな精密円定規「パイクリー」も活用!
箱の裏側に、使用方法が書いてあります。
原寸図では、コンパスを使用するのが決まりでしたが…私は、コンパスが下手なので…これ、良き道具でした。
ばれないように、中心点にコンパスの針孔は必須です!