多分、忘年会

忘年会をした。
忘年会をしよう!と誰も言わなかったけど、別れる時によいお年を、と言って別れたから多分忘年会だったと思う。


軽くお酒を飲みながら焼き鳥を食べ、そのあとカラオケで朝まで過ごした。
体力があるからできることだと思う。


会話も近況を面白おかしく話したり、下世話なものしかしない。
そういう事をできる友達がいる自分は恵まれていると思う。


年末に集まるようなメンバーはお互いに誰も気を遣わない。
気を遣われることが大嫌いな僕は、こういった貴重な人達を大切にしたいと思う。


そういえば遅刻してくる人もいた。でも怒る人はいない。
大学時代からこういう奴だったと、愛おしくさえ思う。




帰りの電車に揺られている。
最寄りが同じ友達が僕を頼りに眠っている。
あと何度こいつの肩をたたいて起こすことが出来るだろうと、少し寂しく思う。


その行為を億劫だとは、少しも思わない。

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