子どもの誕生日に考える”いのち”の奇跡と願い
昨日は末娘の誕生日でした。
子どもの誕生日といえば、思い出すのはやっぱり生まれた日のこと。
「やっと、会えたね」
「無事に生まれてくれて、ありがとう」
と、本当に心から喜びました。
今では、子どもが毎日元気で過ごしているのが当たり前、これからもこのまま成長していくことを当然のように思うけど、お腹にいた頃はそうじゃなかった。
ちゃんと心臓が動いているか、
無事に生まれてこれるか、
心配しながら過ごしたなぁ、と懐かしく思います。
だから、ちゃーんと生まれた時は、感謝の気持ちでいっぱいになったし、
「どうか、これから元気に育ちますように」
「笑顔でしあわせがあふれますように・・」
と、祈らずにはいられませんでした。
ママならきっと、同じ思いですよね。
そんな娘の誕生日に、もう一つ思い出したのは、村上和雄さんのドキュメンタリー「SWITCH」での話。
村上先生は、遺伝子学の研究者で「サムシンググレート」を伝え続けてくれた方です。
このドキュメンタリー映画の中で、印象に残っているのが
「遺伝子を設計するのは誰か」
というテーマでした。
遺伝子の構造や仕組みは明らかになっても、何がどうやってその人の個性や特性を設計しているのか?は、解明できないそうです。
DNAの中身、は見えても、
いのち、は見えない。
村上先生は、DNAの設計者をサムシンググレード(大いなる何か)といい、本当にすごいものは目に見えないかもしれない、というお話をされていました。
そして、ドキュメンタリーの中でもう1つ印象に残っているのが、ミラーニューロンの話です。
ミラーニューロンは、他人の行動を、自分が体験しているように感じる細胞で、特に喜びを感じたときにどんどん連鎖していくのだそう。
村上さんは
「より多くの人に喜ばれる方が
”いのちの親”はよろこぶ」
と表現されていました。
親は子どもの幸せを願うのは、DNAレベルでも同じなんですね!
子どもは親がいないと生まれないし、
親にはその親がいないと生まれない。
そのまた親には・・・
と言う話はよくありますが、
それをずーっと辿った、”いのちの親”も、子どもができるだけ多くの人と幸せになることを願っている!と思うと、すごくあったかい気持ちになりませんか?
子どものしあわせを願う連鎖が、一度も途切れずにつながった「いのち」。
誰が欠けても私はここにいないし、改めて自分が生かされていることが、本当に奇跡だし、ありがたいことです。
大きなことをしなければ、
誰かと比べて自分はダメだ、
とか思うよりも、まずはもっと謙虚に自分を生きて、周りの人と喜びあえたらもっといいなぁ、と思いました。
子どもたちに対しても、改めて元気に育ってくれていることに感謝しかありません。
日頃、目に見えることでイライラしてしまいそうなときは、いのちのつながりを思い出して、笑顔でいようと思います(笑)
体は形ある借り物だけど、ずっとずーっと、幸せを祈られながらつながってきた”いのち”であることを忘れずにいたいですね。
村上和雄先生のSWITCHは、書籍でも読むことができます。
ご興味ある方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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