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子どもの誕生日に考える”いのち”の奇跡と願い

昨日は末娘の誕生日でした。

子どもの誕生日といえば、思い出すのはやっぱり生まれた日のこと。

「やっと、会えたね」
「無事に生まれてくれて、ありがとう」

と、本当に心から喜びました。

今では、子どもが毎日元気で過ごしているのが当たり前、これからもこのまま成長していくことを当然のように思うけど、お腹にいた頃はそうじゃなかった。

ちゃんと心臓が動いているか、
無事に生まれてこれるか、
心配しながら過ごしたなぁ、と懐かしく思います。

だから、ちゃーんと生まれた時は、感謝の気持ちでいっぱいになったし、

「どうか、これから元気に育ちますように」
「笑顔でしあわせがあふれますように・・」

と、祈らずにはいられませんでした。

ママならきっと、同じ思いですよね。

そんな娘の誕生日に、もう一つ思い出したのは、村上和雄さんのドキュメンタリー「SWITCH」での話。

https://youtu.be/sSrSWDTBXcg


村上先生は、遺伝子学の研究者で「サムシンググレート」を伝え続けてくれた方です。

このドキュメンタリー映画の中で、印象に残っているのが

「遺伝子を設計するのは誰か」

というテーマでした。

遺伝子の構造や仕組みは明らかになっても、何がどうやってその人の個性や特性を設計しているのか?は、解明できないそうです。

DNAの中身、は見えても、
いのち、は見えない。

村上先生は、DNAの設計者をサムシンググレード(大いなる何か)といい、本当にすごいものは目に見えないかもしれない、というお話をされていました。


そして、ドキュメンタリーの中でもう1つ印象に残っているのが、ミラーニューロンの話です。

ミラーニューロンは、他人の行動を、自分が体験しているように感じる細胞で、特に喜びを感じたときにどんどん連鎖していくのだそう。

村上さんは

「より多くの人に喜ばれる方が
 ”いのちの親”はよろこぶ」

と表現されていました。

親は子どもの幸せを願うのは、DNAレベルでも同じなんですね!


子どもは親がいないと生まれないし、
親にはその親がいないと生まれない。
そのまた親には・・・

と言う話はよくありますが、

それをずーっと辿った、”いのちの親”も、子どもができるだけ多くの人と幸せになることを願っている!と思うと、すごくあったかい気持ちになりませんか?

子どものしあわせを願う連鎖が、一度も途切れずにつながった「いのち」。

誰が欠けても私はここにいないし、改めて自分が生かされていることが、本当に奇跡だし、ありがたいことです。

大きなことをしなければ、
誰かと比べて自分はダメだ、

とか思うよりも、まずはもっと謙虚に自分を生きて、周りの人と喜びあえたらもっといいなぁ、と思いました。


子どもたちに対しても、改めて元気に育ってくれていることに感謝しかありません。

日頃、目に見えることでイライラしてしまいそうなときは、いのちのつながりを思い出して、笑顔でいようと思います(笑)


体は形ある借り物だけど、ずっとずーっと、幸せを祈られながらつながってきた”いのち”であることを忘れずにいたいですね。

村上和雄先生のSWITCHは、書籍でも読むことができます。

ご興味ある方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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