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ピクスクのイベント主催手順メモ

※あくまで今回私が主催を経験した備忘録です。
この通りにすれば良い、というものではないので…参考程度になれば幸いです。

イベント規模

2020年11月23日(月祝)に二次創作カプオンリーのWEBイベントを開催しました。
●開催時間:0:00~23:00
●スペース数:50sp
●総来場人数:371人
●準備期間:47日
●イベント内企画
 ・コアタイム、撮影会
 ・クイズラリー
 ・カップリングアンケート(WEBサイト企画)
 ・アバターこれくしょん(Twitter企画)
●2020年11月08日にプレイベントを開催
●使用ツール
 ・Twitter(告知用)
 ・CLIPSTUDIO(解説画像作成)
 ・min't(ツイートまとめ)
 ・Ameba Ownd(告知サイト作成)
 ・WIX(クイズラリー用サイト作成)
 ・Googleフォーム(アンケート、ボランティア募集フォーム)
 ・formrun(アバター募集用フォーム)

ありがたくも多くの方にご来場いただき、次回開催も希望されるほどの大盛況のイベントとなりました。この場を借りしてお礼申し上げます。
WEBイベントでありながら新刊も多く、しかも半日で完売するサークルさんが続出するほどで、サークル参加者も一般参加者も熱意が凄かったです。

主催として反省すべき点も多くありましたので、次回開催に向けて自分なりに手順などを忘れないようまとめてみました。

新型ウイルスでリアルイベントが延期や中止が相次ぐ中、オンラインでのイベント開催はこれからも需要が高まっていくと思います。
また、オンラインならではのイベント形態も主催者の工夫によって徐々に進化していってるように感じています。

同人文化を愛するものとして、オンラインイベントの発展に少しでも貢献したいので、これからピクスクでイベントを主催される方にも参考になる記事になれば幸いです。

イベント運営の心得・最初に決めておくこと

1.どんな参加者をターゲットにするイベントなのか決める。
2.協力者を確保する。

●ターゲットにする参加者
ピクスクはドラ●エ風のアバターと店舗が作成できますが、本質的には【エアブー】や【VOICE】と変わりません。ただのリンク集です。
究極、主催は無料でイベントページを作成して「じゃあ、当日よろしく~」と言って投げてしまっても、あとはサークルさんが参加してくださればイベントは開催できます。
ただし、それだけでは当然人は集まりません。

そのジャンル初のピクスクのイベントであれば……
「ピクスクでどんな事ができるのか・どんな所が楽しいのか」
「サークル・一般参加の方法、会場での操作方法」


最低でも上記の二つを参加者に向けて紹介する必要があると思います。
また、参加者の層にも寄りますが、あまりゲーム慣れしておらずオンラインチャットが未経験。ディスコード等の通話アプリも使った事がない人が多いジャンルでは、最初ピクスクに対して難色を示す人も少なからずおられました。

2020年12月3日現在、ピクスクのUI及びヘルプページが分かり難い状態であるため、そういった不安を抱えた方たちへのフォローをイベント主催・運営が解説画像を作成して行っているのが現状です。

ピクスクに対して二の足を踏んでいる方に対して解説画像を作成する等してしっかり告知する事で、一人でも多くの方に参加して頂くイベントを目指すのか。
それとも、自力で何とかできる人だけを集めたイベントを目指すのか。
私は同じカプが好きな人にたくさん参加して欲しかったので、前者を選びました。

オンラインイベントの成功は、イベント当日までの主催・運営の準備にかかっていると言えます。
人を呼び込みたいという気持ちを現すために解説を行い、ちゃんと準備が進んでいるんだという経過報告を行う事で、主催の「やる気」を目に見える形にしておく事は非常に重要だと感じました。

●協力者の確保
リアルのカプオンリー延期が決まったのが10月7日。
オンラインイベントの開催を決めたのが翌日の8日。イベント当日まで1か月半しか時間は残されていませんでした。
また、私がイベント主催が初めて&リアルイベントに2年行っていない。という不安要素満載だったため、すぐに協力してくれる方を探しました。

とてもありがたい事に二つ返事で承諾して頂き、運営メンバーは私含め5人となりました。しかも、なんの奇跡か私以外がエンジニアさんという最強の布陣でした!(ただし社畜すぎて仕事終わりがだいたい深夜)

内訳としては
・主催→告知Twitter、解説画像作成、当日のアナウンス。
・Aさん→広報。告知サイト制作、解説・紹介動画作成。
・Bさん→マネージャー、サポート用のマシュマロ。
・Cさん→アバター作成。
・Dさん→テスター。

準備期間が2か月も無かったため、5人でもギリギリでした。もっと期間に余裕があれば2・3人でも大丈夫だと思いますが、一人では無理です。
また、主催が一人で突っ走ると絶対に変な方向にいくので、必ずTwitterのDM等で情報を共有し、ダメな所はちゃんと指摘して貰える環境は非常に重要だと今回のイベントで切に感じました。

イベント開催までの準備期間

準備期間は大雑把に見積もって5つに分けられます。
1.運営準備
2.参加者向けの解説
3.停滞期
4.サークル準備
5.イベント準備(4と平行に実施)

特に1と5の時期には主催が混乱して暴走しがちなので、しっかりと他メンバーと協議して、順番立てて物事を処理できるようにしていく必要があると感じました。

1.運営準備

最初の1週間~10日。主催の第1回大混乱期です。
しなければならない事が多すぎて、何から手を付ければ良いのか混乱して迷走しがちな時期です。しっかりと協力してくれる方と相談して目安で良いので「何日までにはコレをしよう」というのを決めましょう。

●やったこと
①イベントページを開設(ピクスク)
②申し込み時のスぺ―ス配置は確定でない事を周知する(超超重要)
③告知Twitterの開設
④告知サイトを開設
(イベント概要・一般参加・サークル参加・ピクスクの操作方法・アバター&店舗外観の応募フォーム開設・アンケートの開設・ボランティアの募集)
⑤バナー絵の依頼
⑥とらのあなWEBオンリー支援に申し込み(必須ではない)
⑦イベント内で行う企画を立案する(まだ決定ではなくてOK)
⑧他イベントのリサーチ

②のスペース配置についてですが、早い方ですとイベントページを公開したその日に申し込んでくださる方もおられます。
スペースは「自動配置」に設定していると申し込んだ順番に、会場の左奥から順番に配置されていきます。
しかし、最終的なサークル数によっては主催の考えによってはエリア分け等の移動が必要になるので、この時期に配置を確定させるべきではないと思います。ですので、告知Twitter等の参加者の目に入りやすい所で「今の配置は仮配置」であることを通達する必要があります。

とにかくイベントまで時間がなかったので、最初の1週間~10日は基本的な準備に追われました。やる事が多すぎるうえに、いつの間にか一人(告知サイト制作のAさん)に負担が多くかかっていたので、仕事の分配も必須でした。
そのため、マネージャーのBさんからタスク表なるものが飛び出しました。

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私は物珍しさからテンションが上がっていましたが、エンジニアさんの運営メンバーは悲鳴をあげたり吐き気を催していました。

また、⑦の他イベントのリサーチはこの時期だけではなく、これからも主催を続けていく意思があるのなら、定期的にピクスクのイベントに一般参加して他のイベントの良い所を真似したり、他イベントの告知Twitterをフォローして参考にする必要があると思います。

2.参加者向けの解説

運営の基礎ができたら、次は参加者に向けてピクスクの紹介をしていきます。
主催としては沢山のサークルさんの参加していただき、会場を盛り上げて欲しいので、サークルさん向けの案内をしがちですが…まずはピクスクとはどういう物か。参加するのに何が必要なのかを紹介する必要があります。
参加までのハードルをどれだけ下げられるか、一番大事な時期です。

●解説すべきこと
①参加するのにアバターを自作する必要はない(超超重要)
②参加にはピクスクの会員登録が必要
③ピクスクで出来ること・楽しみ方
④デモ会場への誘導
⑤問い合わせ先を明記する(なるべく匿名でない方がいいです)
⑥サークルカット・お品書きのサイズ及び登録方法紹介

特に①は真っ先に、何度も繰り返して伝えてください。
私は告知サイトを作ったから上記の事は告知Twitterでは言わなくも良いかな?と説明を省き、アバターの募集をしてしまったばかりに、多くの方に「アバターを用意しないと参加できない」と勘違いさせてしまいました。

重要な情報および参加方法等の基礎的な情報は告知Twitterで何度も繰り返しツイートする必要があります。
告知サイトは開設初日に20人しか見ておらず、その後も閲覧数は1日に2人くらいでした。
ですが、こういった情報はタイムラインで困っている人がいる人がいたら「これを見てください!」と誘導できますし、もっとうまく活用できたら、告知サイトの閲覧数も増やせたのではと今になって思います。

イベントの開催を決めたら、まずはピクスクの基本的な情報を参加者に向けて発信しましょう。

文字だけの解説では、とにかく文字数が多くなってしまい見る側も苦痛になるため……
●画像が多め
●1枚に文字を詰め込まない
●興味をひくために、キャラクターの会話形式にする

(本当なら解説漫画が一番分かりやすいと思いますが、絵描きではないので拙いミニキャラを描いて置くのが精いっぱいでした)

等の自分なりの工夫をしましたが、他イベントの解説画像を見ると、もっと分かりやすい解説画像を作っている方も多く……早くピクスクさんに分かりやすいヘルプを作って欲しいと願うばかりです。

(*追記)
問い合わせ先を匿名ツールにしていましたが、イベントの質問とは関係のない事で主催の負担が増えたり、匿名の言葉に惑わされるケースが多いようです。ピクスクのイベントページやTwitterのDM等、質問者の名前がしっかり見えるツールを使用してください。

3.停滞期

解説がひと段落し、ほっと一息つく時期です。まだサークル参加登録もまばらで作家さん達はピクスクの準備よりも原稿の締め切りと戦っている時期なため、この時期にイベント内企画を決定したり、サークルさん向けの解説を準備しましょう。

やったこと
①イベント内企画の決定
②アバター・店舗外観の設定方法
③🔮【その他通販サイト】📕【ピクスぺ】を使った頒布方法の解説の用意
④プレプレイベントをシークレット開催し、ボランティアさんと打ち合わせ
⑤プレイベントの開催
⑥とらのあなWEBオンリー支援の登録方法案内

①イベント内企画について
イベント内でコアタイムの設置・撮影会はもう基本として、他にもいくつかの企画があった方がイベントは盛り上がります。

ただ、イベント開催を決めた時にはすでに多くの作家さんは自身の原稿の集中しておられ、またイベントがキャラの誕生日の2日後でもあったため、企画用に新しい作品を創作していただくのが申し訳ない時期でした。
そのため、企画は運営側が用意できるものに限られました。

企画を立案している時期は本当に楽しく、オンラインならではの楽しみを模索していました。
アバターを使ったケイドロをしてみたい!あのアプリを使った遊びを企画したい!などやりたい事が頭によぎっては、すぐに運営メンバーに相談していました。
しかし、ピクスクのサーバーのラグやチャット範囲の狭さからケイドロは諦めざる得なくなり、他のアプリを使った企画も「これを二次創作のイベントに使用して良いのだろうか?」という疑問に、自分なりの反論ができなかったため、リスク管理の観点からボツにしました。

②アバター・店舗外観設定
なるべく簡単だと印象を持ってもらうよう、スマホで動画を撮りました。

③の解説について
これは特に苦しみました。特に「ピクスぺ」は難敵でした。
自分で触っても慣れるのに2日はかかりましたし、どこから解説して良いのか分からないうえに、一気に情報を開示してしまうと「難しそうだから、サークル参加は無理かな?」と参加者さんに思われてしまう危険がありました。HTMLタグよ…よもや、貴様とまた出会う事になろうとは。

解説の順番としては、
🔮【その他通販サイト】の設定
🔮【その他通販サイト】を使って複数(書店通販とSNSでの展示)の場所にリンクを貼る方法
📕【ピクスぺ】の基本的な設定
 (ストアコード・お品書きの下の空間・無配の方法)
📕【ピクスぺ】を使って他のサイト(書店やSNS)にリンクを貼る方法

上記とともに、凝ったスペースを作りたい人に向けて、有志の方がまとめてくれたHTMLタグを使った方法等のブログを紹介する準備もしていました。

④プレプレイベント
プレイベントの一週間前にシークレットのイベント会場を用意し、ボランティアを申し込んでくださった方に一般参加して貰って会場で迷惑行為や誹謗中傷をしている人を見つけた時の対応を確認しました。
コアタイムやイベントを会場全体に告知する方法も検討していましたが、その数日前に「全体アナウンス」が実装されたので、これは無しとなりました。

⑤プレイベントの前に
・SNSへのスクリーンショット掲載の注意
・退場は会場の出入り口から
・分身の消し方

この3つをイベント前にツイートしました。
上記に加え「🔮or📕を見たあとは「キャンセル」を押して戻る」もツイートすべきだったと今になって反省しております。

⑥とらのあなWEBオンリー支援の案内
これはもっと早めに告知しておくべきだったと感じております。
というのも、設定が意外とややこしく、間違えるとイベント前に通販予約が始まってしまい、イベント前に危うく在庫が尽きかけるサークルさんが複数あったからです。

4.サークル準備


印刷所の〆切も近づき、サークル参加の登録も続々と増えてくる時期です。サークルさん向けの解説をツイートし、分かりやすい場所に情報をまとめましょう。

やったこと
①サークルカット・お品書き設定の解説
②サークル参加表明カードの作成
③ハッシュタグの周知
④🔮📕の設定方法の解説
⑤スペース外観の変更方法

私は「min 't」というサービスを使用し、今までの解説ツイートを収納したいましたが、あまりにも情報量が多くなってしまい、別にサークルさん向けのまとめを作成しました。
しかし、かえって情報が分散してしまい「どこを見ればいいのか分かりにくい」という状況を作り出してしまいました。今思えば、情報を納める場所を一つにし、告知サイトをもっと活用していれば良かったのかな、と反省しております。

②サークル参加表明カード
サークル参加者様から要望もあり、また私自身がサークル様の頒布物にどんな物があるのか知りたかったので作成しました。(画像はイベントタイトルを切り取るため編集してあります)
ただ、このカードではグッズサークルさん「新作」欄が無いため、改良が必要だと思います。

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③ハッシュタグの周知
Twitter用のハッシュタグは5つ用意しました。

#(イベントの略称)
#(イベントの略称)新刊
#(イベントの略称)お品書き
#(イベントの略称)あばこれ
#(イベントの略称)アフター

ただ、お品書きのタグはほとんど使われなかったので、これを「新作」にしてグッズおよび展示作品用のタグにすれば良かったと思っています。

また、pixivおよびBOOTHに作品を投稿した時につけるタグも検索しやすいように指定させて頂きました。

④🔮📕の設定方法の解説
これはイベント前の連休にDiscordのチャットやmocriによる通話によるサポートを企画しましたが、唐突すぎて相談してくる方はおられませんでした。
こういうツールを使う場合はもっと早くから、何度も募集して参加しやすいような声かけが必要だったと反省しております。

5.イベント準備

サークル準備と平行して、イベント1週間前から本格的なイベント準備が始まります。主催の第二次混乱期です。
やる事が多すぎて運営メンバーさんに「何からすれば良いか分からないよー!」と泣きついた所、Bさんが「Cさん議事録頼む」と言い、またやる事を整理してくださいました。

やったこと
①イベント当日の告知Twitterのツイート原稿を作り、予約投稿しておく
②タイムスケジュール画像作成
③サークル募集を50spで満了と決める
④スペース配置確定
⑤サークルリスト公開
⑥イベント内企画の解説画像(クイズラリー・アバターこれくしょんの方法)
⑦アンケートの集計・公開ページの作成
⑧クイズラリーの準備
⑨パンフレット代わりの「お宝の地図」の作成
⑩前日のイベントでピクスクのサーバーが落ちる混乱があったため、その対策の声かけ
⑪とらのあな通販の方法解説

あまりにやる事が多くて、正直この頃の記憶がありません。
イベント開始の2、3日前からはイベント関連をエゴサしまくって、参加サークルさんのお品書きツイートをリツイートしたり、悩んでいる方がいないかツイ廃か?ってくらい常にTwitterを監視していました。

①イベント当日の予約投稿
これはプレイベントの時にし忘れて、Twitterと会場内の全体アナウンスを同時に行わなければならない事態に陥ったので、必ず前日までに予約投稿をしておきましょう。
Twitterの予約投稿はPCでないと出来ないと思っていたのですが「social dog」というアプリを使えばスマホでも予約投稿が可能だとイベント後に知りました。もっと早く知りたかった…!

②タイムスケジュール画像作成
・開始時刻
・コアタイム、撮影会の開始時刻
・イベント内企画の開始〜終了時刻
・閉会時刻
を分かりやすいように1枚の画像にまとめました。
特にイベント内企画はそれぞれ開始と終了時刻が違ったので、参加者さんが混乱しないように必須だと思います。

③〜⑤のスペース配置について
当初、サークル募集はイベント開始の前日まで行っていましたが、
・あまりギリギリだとパンフレットが完成しない。
・50で満了にしてしまわないと配置確定後にSP拡大してしまったら、溢れたサークルさんをエリア2に配置する事になるのですが、エリア1が50sp.エリア2が1spなんて事になったら目も当てられない。
という理由からイベントの10日前に、「5日後の配置確定前に50spに満たなければ50spで満了とする」旨を告知しました。
かなり行きあたりばったりの主催でご迷惑をおかけしました。

サークルリスト公開およびスペース確定はイベントの5日前としたのですが、今思えば遅かった、最低でも1週間前にサークル登録を〆切して、早めに全サークルさんのスペースを確定しておけば良かったと思っています。

準備期間が十分にとれるイベントであるなら、リアルイベントのように1か月前にサークル募集を締切、サークルさんが準備できる期間を多めにとった方が良いと思います。

⑥~⑧のイベント内企画の準備
アンケート結果はイベント会場の本部から見れるようにしました。
クイズラリーとアバターこれくしょんはどれも初めての事なので、解説画像を作成し、会場のお品書きの下からも解説ツイートに飛べるようリンクを貼りました。

クイズラリーnote

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「アバターこれくしょん」はイベントの思い出のスクショを投稿してもらい、それをモーメントに収録するとアルバムのように使えますので、個人的におススメです。

⑨パンフレットの作成
何か記念に残る物を作りたい。また、嬉しくも新刊を発行されるサークルさんが20もあったので自分が買い物しやすいように地図が欲しいと思い、A4サイズ1枚の配置図とタイムスケジュールを記載した画像を「お宝の地図」としてBoothで無料DL、ネットプリントに登録しました。

⑩サーバーが落ちた時の対策の声かけ
前日に800spの巨大イベントがあり、0時直後にはピクスクのサーバーが一時的に落ちたり、時間外入場していた当方のイベント会場でも3分近い遅延が発生していたため、何か対策が必要だと思い、急遽対策をTwitterで告知しました。

参加サークル数もイベント規模も全く違うため、こういった不具合は起きる可能性は低かったのですが……この時の界隈の購買意欲がとんでもなく、ジャンルの神作家大集合の待望のアンソロジーの頒布もあって、もしサーバー落ちなんてした時には私含めて阿鼻叫喚だと思い、サークルさんには通販ページのURLを事前にツイートして貰うようお願いしました。

⑪とらのあな通販の方法解説
上記したように、イベント日が近づくにつれて参加者さん達の通販戦争に対する殺気が高まっており、私もでしたが新刊が買えなかったら半年は立ち直れないと本気で思っていました。

とらのあなのWEBオンリー支援に申し込んでいたので、イベント開始と同時にとらのあなに委託した新刊の通販ページが公開され、カートが開く予定でした。しかし、CP検索は翌日にならないと機能しない等の注意点が多くあり、それらを参加者さんに解説する必要がありました。

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0時ちょうどにとらのあなのカートが開かないという小さなハプニングもありましたが、5分後にはちゃんとカートが開き、深夜0時の開催にも関わらず100人以上の来場者が訪れ、血で血を洗う通販戦争を繰り広げていました。

イベント当日

この日は出来るだけイベント会場とTwitterに張り付きました。

やったこと
1.Twitterと会場のアナウンス
2.Twitterでイベント用ハッシュタグで投稿されたツイートをリツイート
3.感想アンケートの設置(イベントの感想および次回開催の要望募集)

感想アンケートはイベント当日、他のイベント主催が行っているのを見て急遽作りました。回答期間は1週間とし、おかげさまで70件もの回答をいただきました。
沢山のご要望、参加者がどんな所「分からない」と感じたのか等、次回開催するうえて有益な情報をたくさん得られたのでお勧めです。

まとめ

●イベント募集の際に真っ先に告知すべき事
「参加するのにアバターを自作する必要はない」
「申し込み時に配置されているスペース確定ではない」

●参加者をなるべく多く集めるためには
今現在(2020年12月3日)ピクスクのUIおよびヘルプが脆弱なため、参加方法~サークル登録方法まで主催がある程度事前に調べて解説する必要がある。
チャット慣れしていないジャンルなら、オンラインでのアバターを介した交流に不安を感じて参加を諦めてしまう人もいるので、そういう人達もターゲットにする場合はチャットの心得等の解説画像を作ると参加者さんの不安も少なくできたようです。

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ジャンルで初めてのオンラインイベントであれば、プレイベントを開催してお試しにイベントに来て貰う。また、主催がイベントの宣伝として他のオールジャンルイベントにサークル参加し、実際に会場に足を運んで貰うのも有効でした。

これ以外の事はTwitterでの反応を見ながら臨機応変でやっていくしかありませんし、協力者さんと相談しながら自分たちのペースでやっていくのが一番です。ただ、声高に言っておきたいのは……。

「イベントを開くなら準備期間は2か月以上あった方がいい!」

47日はきつかったです。

ただ、その分イベント当日はとても楽しかったですし、書き込みボードにも沢山の嬉しいお言葉をいただきました!
今度は余裕をもってイベント準備を進め、作家さん達にも協力して頂けるような楽しい企画を立案していきたいと思います!

オンラインイベントは楽しかったぞ!


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