相反する二つの気持ち
あの人におすすめされた本
別のあの人に投げかけられた存在への問い
また別のあの人に誘われたランチ
深めたい分野、図書館に借りに行きたい本
やりたいことがたくさん押し寄せてきて
追い越し、追い越され、なんだか楽しい
抽象世界にぐっと接近しては
また彩りの世界に戻る
ずっとこういうのを繰り返してきたんだなあ
きっとこれからも
この世界のこと、何もわかっていない
この世界のありとあらゆる存在に直接触れられない、理解することもない
その点では、まだ何も始まっていないような気持ち
そんなこと最初からわかっているのに
出会うことのない人、存在することが叶わなかった存在に思いを馳せる
反面、転生を繰り返してきて、今世が最後かもという予感もある(前世の記憶はないし、信仰もないけど、そんな感覚だけある)
今世の終わりは、一生の終わりというより、転生の終わりかなって
100万回生きたねこみたいに
さみしいような、ほっとしているような、不思議な感覚
この相反する二つの気持ちを抱えて、なんともないような顔して生きるよ
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