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詩、のようなもの

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記事一覧

君が夏なら

君が夏なら、私は雪になる。

夜と朝と君へ

おやすみ、を夜に置く さようなら、のように おはよう、を朝に置く はじめまして、のように

冬の子守歌

ひとりぼち加湿器の音さわさわと雨にたとえて眠りにつく夜

冬の日

吸う息の冷たさ痛さ沁みながら冬を一番身近に置く

雪、ひとひら

雪が降ったのだね 君の住む街 そうか 泣きそうな曇天は堪えきれずに その空で涙を形にして 傷つける辛さも 傷つけられる切なさも 閉じ込めようとしたのだね 選びとった余韻は 続く意味を含んで 君の 私の 空の 片隅で ひとひらの雪になったのだね

冬の陽

痩せた指回るリングに陽が霞む嘆くまいに憐れむまいに

写真詩

蒼の夜

寝息の満ちる夜の底 たどり着いても届かない 昨日の私を言葉に仕舞う ねいきのみちるよるのそこ たどりついてもとどかない きのうのわたしをことばにしまう

写真詩

写真詩

写真詩

写真詩

蒼の魚

夜の雨命の記憶よみがえり肺が苦しい蒼の魚

蒼の夜

言えなさが降り積もって夜の雪