乗り継ぎ空港のようなシェアハウスでの生活

私は今、100世帯くらいが入る大型シェアハウスに住んでいる。シェアハウスといっても、もともと社員寮だったところが改装された物件で、各部屋にトイレやお風呂、ミニキッチンなどが備え付けてあるので、ほぼ一人暮らしと変わらない。交流の場として、大きなシステムキッチンやリビング、屋上のスペースがあり、そこで住人たちと自由に交流できる。

シェアハウスは乗り継ぎ空港を彷彿させる。様々な人種が、それぞれのユニークな人生の物語をカバンに詰めて、廊下を歩いている。例えば、同棲を解消してとりあえず引っ越してきた人、離婚を経験した人、親からの結婚プレッシャーに耐えかねて実家を出てきた人、田舎を出て都会で暮らしてみたかった人、外国から日本の文化を学びに来た学生……。みんなクールな顔をしてすれ違うけれど、ひとたび立ち止まって話し込めば、誰もが壮大な人生のドラマを持ち合わせているのだった。

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