健康だけが取り柄です。

長女が保育園に行き出してから、毎月のように風邪をもらってくる。まだ未満児だし、子どもは年の8割は何らかに感染しているとテレビで見たことがあるので、覚悟はしていたけどよく頑張ってるなぁとおもう。

私自身も生まれたばかりの時に黄色ブドウ球菌に感染して、1ヶ月検診で「放っておくと死にます」と言われたり、5歳のころに肺炎で長いこと入院してて、退院した翌朝に嘔吐して再入院したり、弱かった。肺炎の時は「明日は退院です」と言われて「やったぁ」とベッドの上でジャンプしたのを覚えている。特に嘔吐下痢が多かったので「今日の感じだとこれは入院だな…」と子どもの自分でも判断がつくくらいになった。

虫歯も多くて歯医者もよく通った。大嫌いだったので、大泣きして看護婦さんに抑えつけられながら治療を受けた。小4になって久しぶりに銀歯がとれたときは治療前から泣けた。付き添いの父が呆れていた。トラウマだったのか?

アレルギー性鼻炎で鼻づまりがひどかったので耳鼻科も通い倒した。
私が小学生のころは土曜日が半日授業があり、耳鼻科はその午後が多かった。車で1時間かかるので、親が学校まで迎えに来る。車酔いがしたのではじめは辛かったが通ううちに酔わなくなった。
鼻づまりが酷いときに繰り返し発症する中耳炎が怖かった。鼓膜を切って膿を出す治療が痛いからだ。どうしてあんなに痛い治療に麻酔がないのか今でも不思議だ。ただ、1件だけ優しいおじいちゃん先生がやっている耳鼻科は薬で治してくれた。だから中耳炎になるとそこに行きたいと親に頼んだ。

それが小学校高学年くらいからだろうか…身長が止まってから私は強くなった。一生の付き合いとなったのは鼻づまりくらいだ。鼻づまりも大人になって手術を受けてから幾分調子がよい。

今では家族の中で一番強い。旦那は外で働いているせいもあってかよく風邪をひく。子どものもしっかり貰う。私は一度だけ熱が出たが、あとは軽症で済んでいる。

「健康だけが取り柄です。」

旦那の前で胸を張って言ってみた。あれ?いい言葉だなぁ。
本当に健康でよかった、家族全員が不調の時に母ちゃんが元気でいたから回せてこれた。はじめて家族を支えた実感を得たなぁ。

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