ヘアドネーションして、思う事


この度私、ようやくバッサリ髪の毛行きました。

左は愛おしい社長

ビフォー

すっぴんの為加工バキバキ

アフター


セラピストを引退してから、自撮りをする機会を失いつつつあるので分かりにくくてごめん。

まぁ、つまり、30cm以上のヘアドネーションをしてきました。

そもそもヘアドネーションとは?

ヘアドネーションとは、小児がん、先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子供のため、市民から寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動。
美談として報道されるが、実際は、ヘアドネーションは髪の無いマイノリティーをかえって傷つける行為、善意のマウンティング、無意識の差別行為である、という問題提起[1][2]が日本のヘアドネーションの第一人者からなされている

Wikipediaより

実は今回で2回目のヘアドネーション。
前回はろくに調べずに対応しているサロンに予約をしてやってもらった。
今回ももちろん、ヘアドネーション賛同サロンにてしてきた。

問題提起については今回は一切触れません。


そもそも私が何故ヘアドネーションをするのか?

理由は簡単。
自分が薬の副作用で髪の毛が抜けて、その時にウィッグを使用した時に人工毛と人毛の違いがあるのと、金額に驚いたからだ。

医療用ウィッグは必ずしも医療に必要とされる訳では無いので、保険が効かない。つまり実費だ。

人工毛であれば変な話ドンキホーテとか、今ならSHEINとかで980円ぐらいで購入出来る。
しかし、この人工毛は私が不器用なのもあり、扱いが非常に難しい。

コスプレであれば毎日使用しない為、メンテナンスも使用する前日にしておけばいい。
個数も必要無い。

しかし、髪の毛が無くなってそれを隠す為に使用したいのだから毎日着用する。
人工毛は毎日メンテを行っても崩れが早ければ、不自然な物も多い。

それに比べて人工毛はメンテナンスは必要なものの、市販トリートメントで洗う事が出来たり、着用した時にウィッグと気付かれにくいものが多い。
※当時の私が思っていた事なので今は格安人工ウィッグでもいい物があると思う。

しかし問題はそこだけに収まらない。
圧倒的な金額の差だ。
先程も書いたように、人工ウィッグはお手頃な価格で購入出来る。
しかし、人毛ウィッグは安く見積もっても5000円〜、高級と謳われる物は30万〜と金額の差がデカイ。


医療用と言われる人毛ウィッグは、着用時に自然な仕上がりを求められる為、毎日付けられることが前提とされている為、その技術に費用が多くかけられている。
そして必要な髪の毛の量の確保、確保出来たとしても多数ある髪の毛はそれぞれ毛質も違うので大量生産が難しいのだ。

こういった背景で、私はヘアドネーションをし、これからも続けようと思っている。
技術に関しては何も出来ることは無いけれど、髪の毛を寄付する事で少しでも量産をあげたい。
寄付する人が少しでも増えて、人毛ウィッグの金額を下げて必要な人が購入しやすくなって欲しいからだ。

ヘアドネーションをするにあたって、必要条件が3つある。
・30cm以上である事
・髪の毛が完全に乾いており、清潔である事
・極端なダメージ毛では無い事

30cmもあれば傷みやすいし、枝毛も増えやすい。
毎日トリートメントして、アウトバスも必ずした。
私の髪の毛が含まれたウィッグを着用された人が少しでも明るい気持ちになって欲しいから。

ヘアドネーションは自分でも束ねて切って、寄付する事も出来るが、私は経験上ヘアドネーション賛同サロンでする事をオススメする。
切った後のカットや、そもそも切り方を間違えてしまったら元も子もないからだ。


そしてヘアドネーションについて思うこと。

慈悲の気持ちとは言え、いくら自分がウィッグを購入した時に悩んだからとは言え、所詮自己満足の行為かもしれない。
だけど毎日ケアして時間をかけて伸ばした髪の毛だ。

なんかメリット欲しくない?

いやさ、もう300円でいいのよ。
国がさ、出してくれても良くね?
年単位で伸ばしてケアして寄付よ?
寄付だから自己満足じゃねえかと言われたら終わりだけどだからする人増えないんじゃないの?
ヘアドネーションした後に美容院でカットしてる訳だから実質お金払って寄付してんじゃん???
自分でカットしたらええやんって言われても結局その後美容院行くんだから一緒な訳よ。
もう300円は言いすぎたね、50円、いや10円でもいい。
国から認められたいよ、わたしゃ。

人から感謝されたいとかじゃない、医療保険が医療ウィッグ適用にされて欲しい、それが難しいなら量産量を増やす努力はするし、メリットあればヘアドネーションする人増えると思うんだよね。


問題提起もあるようだけど、私は救われてきたからこれからも続ける。
そして願うは少しでも量産量が増える事だ。

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