週間
ある日①
論文を読み始めた。ぼーっと生きていると、知識を得る機会をあまりにも逃しまったり、そんな状況ですら入ってくる知識は大抵こちらの不安を煽ったり消費を促すようなものだったりするので、きちんと知識を得ることは大事だなと思ったから。
ひとまずは毎日1本読むことを続けている。「論文を読んでいる」というと、誤解を恐れずにいうと、めちゃくちゃ気持ち悪がられる。僕はこれがとても悲しい。世の中の誤解の一つに「論文は難しくて読めない」というものがある。僕はこれも悲しい。
こっちの方が速そうだなと思って移動したレジが全然進まなかった。
ある日②
論文を読み始めて1週間が経った。こういうのは習慣になってしまえば続く。翻って、習慣になるまでが難しいというものだ。
今まで習慣にならずに潰えたものもたくさんある。元々飽きっぽい性格だしね。今回はどうにか続けたいので、読んだ論文の内容を数行にまとめて、友人とやっているDiscordサーバーに流すという衆人環視システムを勝手に活用させてもらっている。これによって朝に読み損ねた日にもその日のうちに読むことに成功した。
カフェの店員さん3人(大学生くらい、仲良さそう)のうちのひとりが盛大にカウンターの奥でおしぼりがたくさん入った袋をひっくり返した。ほかの2人はお客さんにバレないように笑っている。楽しそうだけど注文を聞いてくれ。
ある日③
論文を読み始めて2週間が経った。もう習慣と言っていい気がする。学生時代に「付き合って○ヶ月!」みたいなのをSNSに書いては騒いでいる人に「そんなに細かくいちいちやってんなよ」と思ってたけど、続くか不安なことは気になっちゃうんだな。あと続いて普通に嬉しい。
読んだ論文はNotionにまとめている。こういう仕組みをつくるのは我ながら得意だと思う。
新宿駅でツムツムしながら早歩きの人を見かけて、その度胸に感心する。
ちょっといい醤油を買います。