【ドラマ感想】アンナチュラル3話 予定外の証人

こんにちは、面白くて感想書く前に最終話まで見ちゃった日辻です。

2周、3周としてるので初見感想とはちょっとちがうテイストの感想になってしまうでしょうけど、面白いから仕方ないですね。

3話はミコトが主婦ブロガー殺人事件の証人になる話です。
冒頭~裁判中にかけて、なかなかキィー!となるストーリー展開です。
わたしが某逆ten裁判を履修していなかったら、もっとキエエエエとなったでしょう。絶妙なヘイト管理に脱帽。
逆ten裁判を履修していたおかげでしょうか……今回の犯人はやけにわかりやすいように思えました。被告人に対する黒塗りが露骨すぎるんよ。
裁判モノに登場する証人はたいてい真犯人説ありますか?

冒頭といえば、スマホふりふりの始まるほんわかした場面の裏側……2話でガチで死にかけたからスマホを手にいれたであろうめちゃくちゃ重たい背景が、かるーいノリで描写されてるのがミコトのキャラ性を引き立てているように感じてよかったです。

テーマの、別れられないから起こる親族間殺人。
「別れられなかったから起こってしまった」雨宮一家の事件。
このような話題になったときのミコトの切り返しが迅速なのが印象的です。

実績が多いか少ないか、男か女か、パワハラしたか受けたかどうか……
今回は「対立」に焦点をあてている印象ですね。
かなりセンシティブなラインを攻めている気がしましたが、坂本さんの中堂さんのやり取りが明るく可愛らしくコメディに書かれてるから相殺されてるように感じます。これには関係性オタクのわたしもニッコリ。

(第一話から匂わせてる坂本さんの仕事辞めたいアピがここで効いてくるんだな~)
(108回記録できるくらい監視してるなら175~6センチのアイツくらい言えちゃうんだな~)

あまりにも弱気すぎて有罪になろうとしている被告人……
その被告人が、作中初めて強い意思を示したのが「ミコトの拒否」というのが皮肉だなぁと思いました。

久部くんの人間関係の複雑さ、苦悩の板挟み感がつらい。
久部くん→ミコトの矢印がわかりやすいだけに、共感してしんどい。

週刊誌サイドは登場人物が多くて、周回しないと把握しにくかったのですが、宍戸も門松の関係も、宍戸と久部くんの初エンカウントもここで登場していたのですね。
周回すればするほど味がでる、面白いです。アンナチュラル。

最後の裁判は、ミコトの代理で登場した中堂さん。
協力して、お互いに会ってもらえないひとに会ってもらう。適材適所。
週刊誌の男VS女あおりに決着をつけさせなかったのに感嘆しました。
中堂さんに感情的にさせられてしまうカラス、いいですね。

それにしても、裁判中の中堂さんが本当に格好よかったです。
「人なんてどいつもこいつも切り開いて皮を剥げばただの肉の塊だ」
「死ねば分かる」

そりゃこんな反応にもなります。白目剥いちゃったよ。

肉の塊といえば、最後にバーベキューで焼いてた肉。
ミコトがめった刺しにしてた高級豚肉ですよね。
出てきたアイテムの行方を描写する……
細かなこだわりを探すのもアンナチュラルの楽しいところですよね。


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