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年をとれば取るほど運動したほうがいい理由

運動すること(特に中年以降)について
あらためて考えてみた。

40代以上になると
内臓疾患や癌などの病気で
入院、手術をする人の数がぐんと上がります。

早期発見であれば現代の西洋医学をもってすれば
多くの病気から回復することができるので
保存療法に加え、外科的手術を選ぶ人も
増えてくると思います。

さらに
入院、手術、リハビリの過程において
普段から運動をしておくことが快適に、そして
よりはやい快復の手立てになります。

これを実感したのが3年前に手術をした時。
その時に私が気がついたこと、
そこから考えたことを書いていきます。

運動が
術後のメリットとなる理由のひとつは
オペ前後の身体の動作がスムーズにでき、
ストレスが少なく済むこと。

全身麻酔の場合、
術前、術後しばらくは
点滴がチューブで身体に繋がれます。
寝る時も食事の時もトイレに行く時も、
全ての身体の動きに制限がかかります。

毛布をかけるにも、水を飲むにも、
寝返りをするのにも、何をするにも動きづらい。

術後においては、起き上がる時は
術部に負担をかけないように
腹筋を使って(お腹の手術をしたら腹筋をなるべく使わないように)
上体を起こす必要があります。

そんな時にはやはり、
普段の運動習慣があって
自分の思い通りに身体を動かすことに
慣れていることが、キーになります。

ただでさえ、痛みがあって
身体が動かしづらい状況は
誰にとってもものすごくストレスですよね。

飛んだり跳ねたりするわけではないですが、
できるだけ痛みがないように
必要な部位を動かす力があることは
入院時のストレスを
最小限にすることに繋がります。

これは普段意識的に身体を動かす練習、
つまり運動をすることで
ある程度クリアできます。

オペの前に運動をしておく二番目のメリットは
リハビリが順調にスタート、
そして継続できる点です。

術後や安静が必要な期間は
まずはゆっくり眠る。

ですが、
患部や、患部以外の臓器や器官のためには
なるべく早くリハビリテーションの開始が
早期回復の決め手となります。

最近では病院でも痛み止めを早い段階で使って、
「食べる」「自分で起き上がる」「歩く」など
身体の機能回復に必要なことを
できるだけ速くスタートします。
ほとんどの手術の場合、
翌日には「歩く」のリハビリが始まります。

とはいえ、
傷ついた身体の一部に痛みがあるのは当然で
普段よりも活動量が減るので
体力低下は避けられないでしょう。

そんな時に
「あーあダメだ」ではなく、
「昨日できなかったことが今日はできた!」
と思えたらリハビリも頑張れますよね。

これには、過去の成功体験が
とても役に立ちます。
スポーツやトレーニングをしたことがある人には
この経験があるので
リハビリがスムーズにいく成功率も
上がるわけです。

競技に打ち込むことで記録が伸びたり、
トレーニングをすることでだんだん
自分の身体が変化して強くなることを
知っている人は、
少し辛いリハビリにも
ポジティブに取り組むことができます。

40代からの運動は
ダイエットや気分転換のほかに、
病気や怪我をした時に
いち早く回復して元気になることに
とても役立つ、っていうことを
知っておくといいです。


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