中道のジレンマ

自分は右寄り中道と宣言しているが、現在の社会情勢はあまりに健全性を欠いていると個人的には思います。

ではそもそも右派とは左派とはどういうことなのか、私の考えとしての右派・左派ということと、どんな状態が理想なのか、個人的意見を参考になる社会情勢と共に示してみたいと思います。

私の思う右派優勢情勢とは
『国の繁栄・防衛を強固にすることで国民生活の安定が守られる』
私の思う左派優勢情勢とは
『国民生活の繁栄・安定の下で国の繁栄と防衛が充実し国力が上がる』

そんな印象です。

私としては【どちらも大切である】という考えの下で中道という表現を用いております。


では現在の国内情勢はどうなのでしょうか。考えてみたいと思います。
考えるまでもなく前者が優勢でしょう。
本来の私の個人的な状況を鑑みてみると、現在よりもっと後者が押し返して拮抗する状態が理想だと感じるくらい、現在の社会状況は前者がより強く感じられます。

これには実は「政治情勢が大きく影響を及ぼしている」と私は考えます。
特に強く感じるのは、共産・社民の極端な弱体化が起因していると思うのです。
個人的には保守中道ですから、共産・社民の弱体化は望ましく感じるはずなのですが、現在共産・社民という所謂「左派勢力が弱すぎるのを見過ごせないのです」中道というのはバランスがとれた状態を望む傾向にあります。
その天秤が右派勢力が極端に強く・左派勢力が極端に弱すぎる現在の情勢には危機感さえ感じざるを得ません。

実際政治情勢としたら
・自民  右派勢力優勢
・公明  右派勢力優勢
に加え、
・立憲民主党 左派弱
・日本維新の会 右派勢力
・国民民主党 右派優勢
・共産・社民の左派は風前の灯とも言えるくらい左派弱体化
参政党  右派勢力

とみてよいのではないでしょうか。

特に注目点は旧民主党の、立憲民主の左派弱・国民民主党の右派寄り。
旧・民主党の支援組織であった、連合の右派への擦り寄りには違和感しか感じ得ません。


何に原因があるかを分析してみましょう。

右派の代表といえる自民党は過去に大きなミスをし下野しました。
「消えた年金問題の後始末でボタンの掛け違いを繰り返し」

有権者は「民主党に一度やらせてみよう」と大きな決断をしました。

その民主党は確かに不幸にも東日本大震災にも見舞われ、危機対応において経験不足を露呈することになりましたが、一番大きかったのは左派勢力お得意の「内ゲバ」に終始しました。
政権交代の立役者でもある小沢一郎氏が党の幹事長に就任すると、左派勢力は党内右派に実権を握られることを恐れ内ゲバを始めます。
それが功を奏し左派中心政権が誕生します。

しかし左派中心勢力もここで大きなミスを犯します。
「沖縄沖での中国漁船による海上保安庁の巡視艇に対する体当たり事件」の重要人物を、時の首相である菅首相と故仙石幹事長の判断により、国内法による起訴をすべきところ政治判断で中国との摩擦を恐れ、国内での起訴は見送り船長の無条件帰国を認めて出国させてしまいました。

これに国民は激怒し民主党政権の政権離脱を強く望む傾向が大変強まりました。

ここから、日本国内での右派優勢は継続していることになります。

例え自民党議員の多くが韓国カルトの支援をうけていようとも目を瞑り「民主党よりはマシ」と強く思うようになってしましました。

ただ、このnoteが何を訴えたく書いたかというと、
【現在の極端な右派勢力優勢な社会情勢は、健全な民主主義の阻害に大きな危険を孕む】という危機感をもって考えてほしいのです。

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