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月刊読んだ本

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毎月読んだ本をまとめる。もっと本を読めという自分への戒め。
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#ニュートン式超図解

月刊読んだ本【2024.06】

意識を揺さぶる植物 アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性 マイケル・ポーラン/宮﨑真紀 訳 (亜紀書房)  想像していた内容とは違ったけど、著者が自分で試しているのが面白い。植物に法が適用されるのか? 現代人はカフェインに支配されていないか? と人間社会との関わりに切り込んでいく問いが心をゆさぶる。  アヘンの章では、著者がケシの育成を試みる。育てること自体は合法のはず……。でも著者が調べれば調べるほど違法な気がしてくる。育てること自体は合法っぽいけど、アヘンを精製する

月刊読んだ本【2024.04】

中世への旅 騎士と城 ハインリヒ・プレティヒャ/平尾浩三 訳 (白水Uブックス)  世界史は苦手だけど、こういう時代がフィクションじゃなくて実際にあったんだって感動する。  フィクションに出てくる中世、騎士、城というものにはきちんと元ネタ(?)があって、それを知らず知らずのうちに摂取していたけれど、存外丁寧に描かれているのだと再認識した。漫画家の人が雰囲気で描いているわけじゃなくて資料に基づいて描いているとわかった。  資料として残っているものと残っていないものがあって、

月刊読んだ本【2024.03】

コーヒーの科学 旦部幸博 (ブルーバックス)  普段何気なく飲んでいるコーヒーにもこんなに奥深い世界があるんだ。そしてまだわかっていないことも多くあることが逆に魅力だと思う。  そしてコーヒー飲みたくなる。小学生の頃から毎日飲んでいるというのに。本当においしいコーヒーを僕はまだ知らない。 悪魔の手毬唄 横溝正史 (角川文庫) ウィザーズ・ブレイン アンコール 三枝零一 (電撃文庫)  これでホントの終わり。  本編未収録の短編と描き下ろし。  20年以上シリーズを追