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23さい 恥ずかしながら生きている。遺書

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23さい 恥ずかしながら生きている。遺書

記事一覧

超新世代カステラスタンダードMAGICマジ‪KISS

遊ぶたびにプリクラを撮らなくなる年齢が来るなんてあの頃にわかには信じ難かったのに、今ではそれが当たり前になったことを、わたしはいまだに信じられずにいる。 福井駅…

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13日前
5

流星ヘブン

寂しさには際限がないことを、23歳の夏にやっと知る。知ってしまったアタマを、知る前に戻すことは今の医学でもできないのかな。 わたしはとにかく居なくなりたかった。誰…

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4週間前
5

墨田区SUMMER NIGHT

隅田川の河川敷でずっと座っていたい。 水眺めて、たまに通る屋形船見て、イヤホンつけずに音楽流して、ぐーっと脚伸ばして。そうしないと溢れてしまいそうな、泣きたくな…

anxious
1か月前
1

パーティードレス

いま、この瞬間、本当に聴きたい歌はサブスクになくて、死んじゃいたい。 1人でいるのもうやめたいよ。疲れたし怖い

anxious
1か月前
1

生きのばし

マイ・ブロークン・マリコを観た。 わたし、シイちゃんから産まれたかった。シイちゃんの子どもになりたかった。というセリフが頭にこびりついていた。 すきなひとの、恋人…

anxious
2か月前
2

グロい花

自分が見世物として他人に確実に消費されている感覚を覚えるたび、心底吐きそうになる。泣きたい。わたしという個体はわたしだけのもので、他人の視線で簡単に縦覧されて良…

anxious
2か月前
3

贅沢な骨

死んでしまう

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2か月前

キミハカルマ

もう何年も使い続けているInstagramのアカウントに捨て垢からdmのリクエストが来ていた。わたしの名前を呼ぶ書き出しから、一瞬で送り主がわかってしまった。4年ほど前に縁…

anxious
2か月前
2

しあわせに浸かると怖くなる。わたしがこんなにしあわせな経験していいのかと思って、ぶち壊したくなる。怖いよ。わたしの人生、もっと本気でめちゃくちゃにして。

anxious
2か月前

幸せの伏線

休職になってから1ヶ月が経った。 大学生に戻ったかのような日々を過ごしている。毎日8時間の正社員の仕事と、わたし自身が生活することを両立するのは、今のわたしには不…

anxious
2か月前
1

結局のところわたしたちはどこまでも孤独だった。取ってつけたような人の温もりから得られる安心など有限かつ刹那的で、赤の他人が最後まで一緒にいてくれるわけがないことをわたしは知っている。わたしに最後まで付き合えるのはわたしだけだ。

anxious
3か月前

晩春

2時間眠るために3時間かかるような日々。あまりにも不毛。眠剤飲んでも眠れない。量が足りないのかもしれない。わたしはこのままどろっと溶け出すように死んでいくのではと…

anxious
3か月前

もうだめだ、とだけ打ってLINE閉じた。 文字通り もうだめそう なのだ。 大声あげて泣き出したかった。四肢をばたつかせ、こどものように。わたしはずっと、こどもでいるこ…

anxious
3か月前
2

Girls never die

月曜、あまりにも起き上がれなくて会社を休んだ。 いつもの鬱状態とは違うような、何かが変な気がしたので勢いで病院予約したら担当医の診察曜日と時間が増えていた。精神…

anxious
3か月前
2

死にたさに押しつぶされる

anxious
4か月前

beautiful world

江國香織を読むとかならず思い出す時間がある。 高校の相談室は中庭に面していて、昼どきを過ぎるとあたたかいひかりで充ち満ちる。窓際にはよく沈むソファがおいてあって…

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4か月前
3

超新世代カステラスタンダードMAGICマジ‪KISS

遊ぶたびにプリクラを撮らなくなる年齢が来るなんてあの頃にわかには信じ難かったのに、今ではそれが当たり前になったことを、わたしはいまだに信じられずにいる。
福井駅前のバスロータリーのベンチに座ってバスを待つでもなくぼうっとするのが好きだった。ずっと有線のイヤホンをして、ipodから流れている大森靖子の歌詞をひとつずつ奥歯で噛んだ。
冬、ジェラピケ着て毛布にくるまって寝ることを夏にはすっかり信じられな

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流星ヘブン

寂しさには際限がないことを、23歳の夏にやっと知る。知ってしまったアタマを、知る前に戻すことは今の医学でもできないのかな。
わたしはとにかく居なくなりたかった。誰の人生にも存在していたくないと思った。アカウントを消して居なくなったような気になっても、わたしの本質が消えたわけではないことがとても悲しい。

先月行った行方不明展には、消えてしまいたいと願った人たちの感情があって、それらがあまりにも解

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墨田区SUMMER NIGHT

隅田川の河川敷でずっと座っていたい。
水眺めて、たまに通る屋形船見て、イヤホンつけずに音楽流して、ぐーっと脚伸ばして。そうしないと溢れてしまいそうな、泣きたくなる夜がお前にわかるのか。
その純真さと真っ当さが、わたしを傷つけていること、知る由もないだろうけど。

パーティードレス

いま、この瞬間、本当に聴きたい歌はサブスクになくて、死んじゃいたい。
1人でいるのもうやめたいよ。疲れたし怖い

生きのばし

マイ・ブロークン・マリコを観た。
わたし、シイちゃんから産まれたかった。シイちゃんの子どもになりたかった。というセリフが頭にこびりついていた。
すきなひとの、恋人にだって友達にだって親にだって子どもにだってなりたい。死んで生まれ変われるならどれに、なんてわたしには選べない。すきなひとなら、それにまつわる全てになりたい、その人自身にだってなりたいよ。

わたしの好きって、どんなに俯瞰で見る振りをして

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グロい花

自分が見世物として他人に確実に消費されている感覚を覚えるたび、心底吐きそうになる。泣きたい。わたしという個体はわたしだけのもので、他人の視線で簡単に縦覧されて良いものでは決してないのに。
大森靖子のプレイリストしか聞けなくなるとわずかな躁のサイン、間に八十八ヶ所巡礼、そのあと神聖かまってちゃんしか聴けなくなると鬱に入って、気が狂ってくる。
ソラナックス飲んでもイライラと不安感が拭えなくて絶望しそう

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キミハカルマ

もう何年も使い続けているInstagramのアカウントに捨て垢からdmのリクエストが来ていた。わたしの名前を呼ぶ書き出しから、一瞬で送り主がわかってしまった。4年ほど前に縁が切れた女の子だった。彼女とは2回縁が切れている。

内容はある映画を観たらわたしのことを思い出し、記憶にあったわたしのユーザーネームを検索したら出てきたから、というものだった。

「いつも愛に真っ直ぐで、突っ走ってて、全力で、

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しあわせに浸かると怖くなる。わたしがこんなにしあわせな経験していいのかと思って、ぶち壊したくなる。怖いよ。わたしの人生、もっと本気でめちゃくちゃにして。

幸せの伏線

休職になってから1ヶ月が経った。
大学生に戻ったかのような日々を過ごしている。毎日8時間の正社員の仕事と、わたし自身が生活することを両立するのは、今のわたしには不可能だったことにようやく気付く。こんな状態で騙し騙し1年間やっていたのはきっとぎりぎりの綱渡りみたいな感じだった。
朝7時50分に起きて電車に乗らない自分は変な感じがする。ZIPを1ヶ月見ていない。でも、この生活に納得している自分もいて、

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結局のところわたしたちはどこまでも孤独だった。取ってつけたような人の温もりから得られる安心など有限かつ刹那的で、赤の他人が最後まで一緒にいてくれるわけがないことをわたしは知っている。わたしに最後まで付き合えるのはわたしだけだ。

晩春

2時間眠るために3時間かかるような日々。あまりにも不毛。眠剤飲んでも眠れない。量が足りないのかもしれない。わたしはこのままどろっと溶け出すように死んでいくのではと思うことをやめられない。

もうだめだ、とだけ打ってLINE閉じた。
文字通り もうだめそう なのだ。
大声あげて泣き出したかった。四肢をばたつかせ、こどものように。わたしはずっと、こどもでいることが足りなかった。
母の機嫌を取り、祖母と母の仲を保たせ、双方から聞く悪口に共感し、喧嘩が起これば仲裁し、リモコンが飛んできても泣かずに我慢した。父親のしていたことを聞かされても取り乱せなかった。もはや呆然としていた。こどもで居させ

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Girls never die

月曜、あまりにも起き上がれなくて会社を休んだ。
いつもの鬱状態とは違うような、何かが変な気がしたので勢いで病院予約したら担当医の診察曜日と時間が増えていた。精神の調子がよくないひとは増えていく一方だろうな。

今日も休んだ。
気分変調症と複雑性PTSDと診断される。高校生ぶりに診断書を持って帰る。エビリファイに加えて漢方を出されたので、大量の包みも持って帰った。本当はロラゼパムも欲しかったけど、担

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死にたさに押しつぶされる

beautiful world

江國香織を読むとかならず思い出す時間がある。

高校の相談室は中庭に面していて、昼どきを過ぎるとあたたかいひかりで充ち満ちる。窓際にはよく沈むソファがおいてあって、そこでスリッパを脱いで脚を抱えて、毛布にくるまりながらまどろむのが好きだった。
授業についていくことを早々に諦めたわたしは、そうやって毎日のように授業をさぼっていた。時にはiPodを持ち込んで音楽を聴いた。ちいさい本棚があって、そこに置

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