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第四回:アンティークコインの奇跡の特性、携帯性とは? ~戦争時の歴史 「アンティークコインを持って逃げた者が生き残った?」~

ロシアがウクライナに侵攻致しました。
世界の秩序が変わりつつあります。新冷戦時代、中国の動向も気になります。
特にヨーロッパの歴史は戦争の連続でした。侵略されたとき、不動産を所有していても土地、不動産を持って逃げれません。そこでヨーロッパの人たちは家族を守るため、携帯性に優れている資産としてアンティークコインを保有しました。そして侵略を受けたときはアンティークコインを持って逃避しました。お金が必要な時はヨーロッパ各都市に両替商がおり、どの国の通貨にでも換金可能だったのです。陸続きのヨーロッパでは日本にない投資文化が育ったのですね。

それから、前に述べたようにアンティークコインはインフレをヘッジする特性に優れています。戦争時には物資が不足しひどい物価上昇(インフレ)を引き起こします。紙幣を持っていても価値が目減りして最後には紙くずになったこともありました。アンティークコインはインフレ時にも身を守ってくれる心強い保全資産だったのです。
現代に置き換えても究極の資産保全のアイテムとしてアンティークコインは魅力的ではないでしょうか。
最後にアンティークコインの取引で一番注意しなくてはいけないことは、どこから買うか!誰から買うか!です。間違ってもインターネットで検索して最初に出てくる業者やネットオークション(ヤフオク)などで高価なコインを買うのは止めましょう。本当に信頼出来る会社は高いビジネス倫理、利他の精神、厳格な紳士道精神に基づいて取引を行います。本物の紳士(鑑定士)と取引をいたしましょう。
本物の紳士をご紹介いたします。
 


今月のご紹介コイン
【古代ローマ帝国アントニヌス・ピウス】
在位AD138~161 AD145発行
ローマ五賢帝の1人、高潔な人格者であった。
彼の時代は主だった事件、大きな戦争がなく、歴史がないと言われがちだが、逆に考えると皇帝アントニヌスの時代は平穏に人々が暮らしていた。特筆する事が無いと言うことは素晴らしい時代であったと言う事である。因みに「ピウス」とは敬虔なという意味である、人々は彼にピウスの称号を与えた。それくらい非常に高潔な人物であったのであろう。

アンティークコイン倶楽部 荒巻秀一

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