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第六回:アンティークコインの奇跡の特性 タンス預金編!?

~このままタンス預金(紙幣)として保管を続けるのは何か問題がありますか?〜

今月のご紹介コイン
【ELIZABETHⅠ】
【エリザベス 1世】
Very Rare とても稀少
【1558-1603】
1POUND TOWER MINT 1600年
SPINK 2534. FR 219

ELIZABETH 1世 1600年 表面
ELIZABETH 1世 1600年 裏面

【タンス預金についての考察】

昨年池上彰氏のテレビ番組を見ていたら、こんなことを言っていました。
「日本には約105兆円ものタンス預金(紙幣保管)が眠っているんですね~。」

なぜこれほどの金額がタンス預金(紙幣保管)として家庭内に保管されることになったのか?

その理由としては
● 銀行預金はマイナス金利や金融機関の破綻の影響を受ける可能性があるといった、金融システムに対する不安

● 税務署にできるだけ自分の資産を把握されたくないという預金者の思い

● 相続税や贈与税を払いたくないという、いわゆる脱税目的

● 相続が発生した際には口座凍結のリスクが発生する
こういう理由によりタンス預金(紙幣保管))は増え続けて来ました。

しかし、状況は変わりつつあります、円安、インフレ(物価高)、2024年の新札切り替えなど、タンス預金をしているだけでお札の価値が低下する状況になりました。

特に2024年の新札切り替えはタンス預金者にとって大きな影響を与えそうです。

現在の紙幣をタンス預金として持っている人は、2024年の新札切り替えのタイミング以降、これまで以上に使いづらくなります。
2024年以降は旧札での大きな買い物は旧札ゆえに目立ってしまい申告していないお金ではと抱かれる疑念や、税務署への連絡を恐れて、これまで以上に使いづらくなります。

じゃあ旧札と新札の区別をなくせばいいんだと、新札切り替え前にタンス預金を全て銀行口座に預け入れればどうでしょう。

この場合も、ある日突然その人の通帳に大金が入金されるわけですから、そこで資金移動の記録が残らないようにと、これまで必死に隠していたタンス預金の存在が露呈してしまうわけです。その上、将来の税務調査の際に、タンス預金(紙幣保管)による税金逃れが発覚した場合には非常に重たいペナルティを科されることになるのです。どうもタンス預金はメリットが少なそうです。

その点アンティークコインコレクターは気が楽です、あくまで趣味のアイテムですので匿名性もありますし、インフレヘッジ(収益性)、換金性があり、維持費もそうかかりません。教養高いアンティークコインの趣味を持つことは今からでも遅くありません。

最後にアンティークコインの取引で一番注意しなくてはいけないことは、どこから買うか!誰から買うか!です。間違ってもインターネットで検索して最初に出てくる業者やネットオークション(ヤフオク)などで高価なコインを買うのは止めましょう。本当に信頼出来る会社は高いビジネス倫理、利他の精神、厳格な紳士道精神に基づいて取引を行います。
IAPN(国際鑑定士協会)の会社、鑑定士と取引をいたしましょう。

 
アンティークコイン倶楽部 荒巻秀一
 
@アンティークコイン
@インフレヘッジ
@タンス預金
@アンティークコイン公正取引委員会

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