第三回:アンティークコインの奇跡の特性、無記名性とは?
~金地金は無記名資産か?~
かつて1990年代まで割引債券(ワリコー、ワリチョーなど)なる無記名債券が存在していたことを覚えていらっしゃいますか。
当時、銀行、証券会社の窓口に現金を持ち込んで割引債券を購入して帰るとゆう風景がよく見られました。
2021年現在において、無記名資産と呼ばれている物はあるでしょうか?
まず思い浮かべる物は
1金地金(金の延棒)
2紙幣(現金)でしょう。
しかし、忘れてはいけませんアンティークコインは紛れもなく「無記名資産」なのです。
それでは質問です、
「金地金は無記名資産でしょうか?」。
答は、
「昔は無記名資産でしたが、今は記名資産になりました。」。
解説すると、金地金は 2016 年 10 月より売買時に本人確認が義務づけられました。平たく言うと田中貴金属や三菱マテリアなどの金地金取扱い会社で売却されると免許証など本人確認書類の提出が求められます。
金地金を売却される場合はご相談ください。
つぎに紙幣(現金)ですが、確かに紙幣は無記名です。
しかし、紙幣のままタンス預金として保有しておくことは安全でしょうか?
歴史的に見ても、インフレにより紙幣が紙くず同然になった例は多々あります。
現在でも ベネズエラの様にハイパーインフレになりデノミを繰り返している国もあります。
コロナ禍により世界的に量的緩和でお金を刷ってばら撒いている現在、インフレへのリスクは高まっていると思われます。
また、日本でも2024年には新紙幣へ刷新が決まっており、旧紙幣のタンス預金もいずれは銀行で新紙幣に交換が必要になってくるでしょう。
本物の美術品アンティークコインで資産保全をすることは面白いかもしれません。
最後にアンティークコインの取引で一番注意しなくてはいけないことは、
どこから買うか!
誰から買うか!です。
間違ってもインターネットで検索して最初に出てくる業者やネットオークション(ヤフオク)などで高価なコインを買うのは止めましょう。
本当に信頼出来る会社は高いビジネス倫理、利他の精神、厳格な紳士道精神に基づいて取引を行います。
本物の紳士(鑑定士)と取引をいたしましょう。
本物の紳士をご紹介いたします。
第4回目はアンティークコインの換金性についてお伝え致します。
アンティークコイン倶楽部 荒巻秀一
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