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第2回 中学受験をする人って?

連載「ぼく受験するの?」(2022−23版)
第2回  受験者層

私たちは、中学受験の歴史を紐解いた結果、受験者の広がりも“イノベーター理論“に基づいていると確信している。

#イノベーター理論
1962年にアメリカ・#スタンフォード大学 の教授エベレット・M・ロジャース教授が提唱。「新しい商品・サービス、ライフスタイルなどが世の中に浸透する過程は5つのグループに分類される」というもの。
その理論に基づいて考えると、中学受験も最初はごく少数のユーザー層からはじまり、それが段階を経て世の中に浸透していくとなる。

その5つのグループは、①イノベーター②アーリーアダプター③アーリーマジョリティ④レイトマジョリティ⑤ラガードと呼ばれ、①から⑤へと新しい商品・サービスが広がっていくというもの。ファッションを想像してみれば納得のいく理論だ。
そして、
①イノベーター(市場全体の2.5%)
・革新者
・情報感度が高く、新しい製品を積極的に採用する好奇心を持っています。また、モノの目新しさ・最先端技術などにある「新しい」という点に価値を感じる傾向がある
②アーリーアダプター(市場全体の13.5%)
・世間や業界のトレンドに敏感で、常にアンテナを張り巡らし情報を収集する
・単なる「新しいもの好き」ではなく、商品やサービスの価値、メリットまで考えている
と表現されている。
そして、この市場占有率を2020年の都道府県別の中学受験率と比較してみると、
東京:25%
高知:18%
ーーー13.5%ーーー
京都:13%
奈良:12%
神奈川:11%
大阪・広島:10%

全国:8.3%
そう、東京(25%)では中学受験も、既に情報に敏感な上部層ではなく、第三の層にまで広がっているのだ。

③アーリーマジョリティ(市場全体の34%)
・新しいものに慎重
・「流行に乗り遅れない」願望が強い
・この層からトレンドは下降線を辿る
とされている。

50年前、中学受験は、一部の層のみが感じた価値、メリット、魅力があった。
それが、既に東京ではマジョリティとなるマスへ拡散している。
果たして、今、中学受験に、50年前と同じ価値やメリット、魅力が存在するのだろうか。そして、その価値は、今も他人と差別化を図れるほど魅力があるのだろうか。
それが、私たちが「エドトリ」を立ち上げた所以でもある。
“一部の限られた“ を望むユーザーは、これからも中学受験がマスになっている現在でも、それを選択するのだろうか。

次は、少し視点を“経済面”に移す。

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