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(なんでも)いい子ちゃんをやめたいな
「ライアンは自分の意見ってないよね。誰かの意見を貼り合わせたつぎはぎみたいなことしか言ってない」
そう言われたのは、二年半前くらい。
当時やっていた営業インターンの先輩インターン生からの言葉。
当時指摘されたその傾向は今でもその傾向を引きずっている。
提出する文章などについても、目上だと認識している人から言われたことは絶対的に正しいに違いないと妄信して、そのまま受け入れる。
大学4年生になっても、小学校的な「いい子ちゃん」を演じ続けている。
文章にこだわりがないだけならいざ知らず、事態はもっと深刻。
今大学院に落ちて、来年再受験するためにどういう生活をするかについて色々と悩み、色々な人に相談させてもらっているけれど、別の人と話すたびに考えがコロリコロリと変わってく。
果たして自分はどこにいるのか。
自分の内側から湧き上がる譲れない何事かに気を配ることを殆どしないまま流されて生きてきたがゆえに、今になって進路に思い悩む。
本当にその道でいいのか。もし別の道なら何がしたいか。
確信をもって答えられる物が定まらない。
思い返せば、「これを達成する!」と宣言したことは一度もない人生。
もしそれができなかったことをはじめから考えて「これが”したい”」としか言わない。
だって、本気でやったのにできなかったとしたらかっこ悪いから。責任をどこかに投げてしまいたいから。
自分の人生なのに、自分で望む結果を得る責任をとることを恐れ続けている。何をしたいか決められず、なんでもできるようになろうとする。
お熱だった南極についても「南極に行きたい」止まり。
ついぞ「南極に行く」と言ったことはなかったのではないか。
でもそうした自分がなく、(偉い人の言うことなら)なんでもいい子ちゃん
をそろそろ脱さなければいけない。いや、脱する。
いい子を演じてきた自分だけど、中には自分がちゃんといるはず。
何をどう考えているのか徹底的に向き合う。
頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。