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ぼーっとするには家は狭すぎる

平日はラボに行き、土曜はバイトに行く。

そんな日を送る中で、今日は1週間ぶりの「自分のために時間を使える日」。

朝起きて、布団に横たわりぼーっとしようとしても、
何もしないことに耐えられずtwitterを開いてしまう。

明日まで開催のtype-moon展に行こうと電車に乗ったら
FGOの周回作業、読書に時間を使ってしまう。

帰り道は先輩としゃべったり、本を読んだり。

常に何かをし続ける。何かしなくてはと思い続ける。
そんな中にあって自分はしっかりと休めているのだろうか

どうにも人工的な空間はぼーっと過ごすには不適のように思われる。
家の中は整いすぎているし、町は五感を揺さぶる刺激に満ち満ちている。

最後に本当に何もせず、時間を過ぎるがまま見送ったのはいつだったか。

パっと思いつくのは半年以上前のワイキキビーチ。

友人らと浜辺に座り、沈んでいく太陽を眺める。
すごいね!と会話をしたり、写真を撮ったりするけれど、「何かしなきゃ」という感覚は不思議となかった。

太陽が沈むのを見届け、鮮やかな夕焼け空が、深い藍色を経て、夜の闇へと染まる。
宙に気をとられているうちに時間が過ぎる。

同じく自然というならば、月なら手軽に眺められる。

そうだ、月を見てみよう。

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