一日農家体験

うちの家は野菜やコメ、コムギなんかを作る農家をやっております。
今は、数年前に脱サラして家業を継いだ父が主体となって仕事を進めている感じです。

本来なら今日は、昨日宣言したように明日大学院の先生に研究内容を相談するためのメールを送るようにいろいろ論文を読んでみようと思っていました。

でも、祖父の号令の下にイネの栽培で一番の重労働だという種蒔き作業に駆り出されることに・・・。

ズラリと並んだ28枚×2列の土を敷き詰めたバットに水をたくさんかけて、種をまいて、土をのせて、水を再度かける。そしてそれらを積み重ねていく。これだけでもかなりの重労働ですが、これを繰り返すこと4度。もう身体バキバキです。足腰が痛くてたまらない。

結局ほとんど一日費やすことになったのですが、よい体験だったといえるでしょう。

昔から「お米を粗末にすると目がつぶれる」といいますが、今の心情としては「お米を粗末にしたら、(農家が)目をつぶしに行く」って感じなのではないかと思ってしまいます。(一日で農業を語れるとは思いませんが)

論文を読む時間と体力はなくなってしまったのですが、今の自分に必要だったのはインプットというよりも頭の中にある材料を自分の本音に沿って組み立てることだったように思います。

そのため、先ほどまで今日の作業中にも頭でこねくり回し続けた考えを言葉にまとめることに専念していました。一応形にはなったと思います・・・。

あとは明日の朝に念のための確認をして、先生に送信します!

頂いたサポートは、南極の植物を研究するために進学する大学院の学費や生活費に使わせていただきます。