200315 ディズニー帰りの深夜、叫び

最近、電気を点けたまま寝ていて、そうするとなぜか寝つきがいい。しかしその分睡眠時間が長引くらしく、昨晩は1時に寝て起きたのが11時半だった。

段ボールを買いに遠出した。段ボールのためだけに往復2時間はいただけないのでモスバーガーに行った。モスチーズの、かぶりついた瞬間包みから溢れだすソースが好きだ。ついでにゲームセンターにも立ち寄る。去年は会社帰りに寄る程度で日曜にゲーセンに行くことはなかなかなかったのだが、コロナ騒ぎにも関わらず施設内は人でいっぱいだった。なにか目ぼしいものがないか見ていると、中学生くらいの女子2人がUFOキャッチャーで景品を獲ったらしくキャーキャー声を上げていて、それに呼応してメガネの少し体格のいい店員がタンバリンを慣れた手付きで振り始めた。どうやら景品を獲得すると店員が祝ってくれるらしい。ゲームセンターのこういうアトラクション感が好きだ。ディズニーに行くのと同じノリでゲームセンターに来ている。お手軽ディズニー。

ーーーーーーーーーーーーーーー

読んだ。

こっちに来てよく図書館で本を借りるようになった。一昨年精神が完全にイカれてしまったのもあって、とりわけメンタルヘルスの本を定期的に読むようにしている。

この本、タイトルを見てずっと読みたいなとは思っていたが、表紙がこんななのでちょっと躊躇っていた。僕は「マンガでわかる!」系がいまいち苦手だ。表現がライト過ぎて内容が浅く見えてしまうので。これもそういう系統のかと思っていたのだが、えいやと思って読んでみた。違った。

内容は情に訴えかけるような書き方ではなく、淡々と説明していく感じ。大半が「認められたい」という欲求についての説明だ。「認められたい」を「所属欲求」と「承認欲求」に分解して、それぞれの性質について様々な面から事細かに解説している。「認められたい」の正体が掴めるようになったのは良かった。これらの欲求を適切に扱う方法を解説するターンもあったけど、けっこう概念的というか、具体的でない感じはした。まあ、コミュニケーションの方法について偽りなく書こうとすれば、そりゃ具体的にこれをこうすればいいよ、とは書けないだろうけど・・・全体的にはためになったと思う。

こういう本、読むのはいいけどすぐ忘れるのでとりあえず自分用に受け取ったことをメモしておくぞ。

・個人として評価されたい承認欲求と違い、集団の仲間でいたいとか、自分の所属する集団の状態を良くしたいとかの欲求を所属欲求と呼ぶそうだが、そういや自分は所属欲求、まるきし無いなあと気づいた。というか自分の家族、全員無いな。もはや生まれつきな気がする。所属欲求と承認欲求、それぞれに「レベル」が存在していて、そのレベルが低いと欲求を満たすハードルが爆上がりして欲求に振り回されてしまう、とのことだが、第4章で低レベルな所属欲求として紹介されていた「一人が一番の人」、まんま自分だ。この姿勢でいると欲求のレベルが上がりづらくなっていつまでも自信がつかず何にも情熱が持てず空虚な人生になるらしい。確かに自分の生きづらさ的なものはこの所属欲求の低さに起因しているのかもしれない。

・そして欲求をレベルアップさせるためには「雨降って地固まる」的な人間関係を築くことが必要らしい。げ、確かに自分はいっぺん嫌な思いさせられたな、と思った人にはすぐに距離をとってしまう傾向がある。

・じゃあどうすればいいか。挨拶。ありがとう。ごめんなさい。できません。をはっきり言うこと。

・は?と思ったが、まあ要するに、挨拶のような場面で少しでも機嫌の悪さを出してしまえば相手に悪印象を与えてしまう、ということらしい。寝不足の日とか適当になってしまいがちなのでまあ、意識しようかな。ここには具体的にどんな礼儀が失敗なのか、どういう場面でどう気をつければ悪印象を与えないのかとかは書かれてなかった。この本は解説は熱心なのに肝心の対処法が具体的でないのがちょっと辛い。

・あと、コミュニケーションを他人から真似ること。そしてコミュニケーションの真似る先の人をリスペクトすること。まずは組織でうまく立ち回っている人を見つけるところからだな。自分は他人をよく見ないきらいがあるので、誰がどう言う人間なのか知るのに時間がかかるのだけれど(現に最近卒業した学校の同級生の過去の職業を卒業2日前に初めて知ったりしている)、次はなるたけ他人をよく知れるように立ち回らなきゃな。

・「人間関係を急に縮めてくるやつには要注意!」うげ、心当たりがある。と言うか、僕は急に近づいてくる人にむしろ好意を抱きやすい。確かにそう言う人って結局依存的だったり、こちらから距離を詰めようとすると途端に引いたりするんだよな。適切な距離を維持してくれる人が結局一番良心的な人間なのかもしれない。

・そして関係を複数作ること。これよ。これ一番苦手。特に異性との上手い距離感が分からないのが、人間関係の狭さに直結している。とりあえず就職先の同期には全員なんとかして声をかけておくべきだな。自分以外の人間同士の絆が結ばれる前に・・・。もう存在しているグループに入るのは完全に無理なので、まだお互いの認識が出来上がっていない今がチャンスだ。幸い僕は今の寮で、年上の人に初対面からタメ口を聞くことで(あくまで自分の)心理的な壁を壊すことに成功している。このノウハウを次に生かさない手は無い。

ーーーーーーーーーーーーーーー

これ書いている途中で熱心に自己啓発本を読み込んでいる自分に気付いてドン引きした。しかしなぜこんなに必死かと言うと、これからの生活が本当に不安なのだ。できれば人間関係なんて何にも悩まずにヘラヘラして毎日満足していたい。当たり前のように恋人がいてデートだの家でイチャイチャだのして、職場でも仕事も難なくこなして休憩時間には同僚と世間話して、休日は畑仕事して釣りもして母とも父とも機嫌よく過ごして祖母の家にも定期的に行って、開いた時間に木工制作してイベント出店してその繋がりで仲間ができてたまに飲みに行くとかさ、そういう一点の曇りもない平和で幸福な毎日が欲しいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



寝よ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?