【呼吸器】細菌性肺炎の理解を深める「問診→検査→診断→治療」に関するスライド5選
はじめに
こんにちは、Antaa運営です。こちらの記事では、医師・医学生必見の疾患別スライドを紹介していきます。
今回のテーマは『細菌性肺炎』です!Antaa Slideでは、多くの先生が、喘息の病態生理から治療までを包括的にカバーした臨床現場で役立つスライドを掲載されています。
それでは、『細菌性肺炎』について詳しく見ていきましょう!
(1)問診
細菌性肺炎について、感染症科の黒田浩一先生が解説されています。
2020.12.12日本感染症教育研究会(IDATEN)セミナーでの講義資料(プラスα)です。COVID-19流行を意識した市中肺炎の診療の基本について解説しました。
病歴・身体所見の個々の項目 単一で市中肺炎を除外・確定する ことはできません ⇒「組み合わせて判断しましょう」
(2)検査
細菌性肺炎について、感染症科の黒田浩一先生が解説されています。
2021年に開催された第32回日本臨床微生物学会学術集会でお話した内容です。診療でどのようにグラム染色を活かすか、というお話しです。あまりevidence-basedではないかもしれません。2020年12月に作成しました。Antaaユーザー以外も全ページが閲覧可能です。
<グラム染色>
⦿安価・簡便・迅速に施行可能な、細菌の染色性・形態・配列を評価する微生物学的検査です
⦿臨床経過と組み合わせることによって、感染巣と原因微生物の推定・同定に有用であり、経験的治療の選択で重要な役割を果たします。
(3)診断
細菌性肺炎について、救急科のゆっくり救急医先生(@Yukkuri_991)が解説されています。
仮想症例を通じて、非定型肺炎を一緒に勉強していきましょう!内科専門医の先生からの補足コメントもあるので, 内科専門医試験対策にもなります。医学生・研修医・専攻医の方のレポート・スライド作成、指導医の先生の指導の際に参考いただけるよう作成しています。
<市中肺炎>
市中肺炎とは、基礎疾患を有しない, あるいは有しても軽微な基礎疾患の⼈が普段の社会⽣活のなかで発症した肺炎で, 最近の⼊院歴がなく, 介護や⾎液透析などの継続的な医療⾏為を受けていない⼈に発症した肺炎のことです。
市中肺炎と診断したらA-DROPやPneumonia Severity Index(PSI) などで重症度評価をおこない治療の場を決定しましょう。
間質性肺炎診療診断について、呼吸器内科医のキュート先生(@cutetanaka)が解説されています。間質性肺炎診療診断のスライドですがこちらもご参考にどうぞ。
間質性肺炎で頻度の高い症状、原因検索の方法といった診断の際に押さえたいポイントをまとめました。原因のある間質性肺炎は「リ・キ・シ・キョ・ヤク」、両側肺底部・蜂巣肺はIPFの特徴、など、問診や画像診断にもお役立ていただけると幸いです。
(4)治療
細菌性肺炎について、救急科の番場祐基先生(@lostphysicianYB)が解説されています。
肺炎診療でつまづいた時、何が問題かを考えるためのヒントとしてゴロを考えてみました。
おわりに
以上、今回の「細菌性肺炎」編のスライド紹介でした。
細菌性肺炎の問診・検査・診断・治療という一連の診療プロセスに関して、スライドをご投稿してくださった先生方、誠にありがとうございます。
Antaa Slideでは、他にも呼吸器疾患のスライドが沢山投稿されています。よろしければこちらもご覧ください。