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サッポロラーメン スタ丼の秘密

20年以上前
まだチェーン展開する前のスタ丼のはなし

国立には
サッポロラーメンという店で
スタ丼というメニューがあった

カタカナの「スタ丼」
けっして「すた丼」ではない

サッポロラーメンの店だが
ラーメンを食べている人は見たことがない

アルバイト先の店長さんが
元スタ丼の店員だった縁もあり
よくアルバイト終わりの深夜2時過ぎ
富士見通り店のスタ丼をご馳走になっていた
ビールを飲みつつ
新商品の試食などもさせてもらった
モツ煮、焼きそば、肉ダブル…
肉の増量だけ今に引き継がれてますね

大学の仲間もスタ丼好きで
各々自宅で
オリジナルのスタ丼を作ってみたりしてて
ニンニクがどのくらい入っているか
調味料はアレが入っているだの
みんなでスタ丼解明を楽しんでいた

その中で
1番のスタ丼好きだったK氏は
とうとう本家を完全に解明したと!
美味さの秘訣は
「ご飯にひいた海苔と隠し味のリンゴ、あとチンザノが少し入っている」
と大学で力説していました

たしかに
当時のスタ丼のタレはチンザノの空瓶に入っていたので
なかなか説得力のある解明だった

それから数年経ち
就職先も決まり
国立を離れることになりアルバイトも当然卒業
アルバイト最後の日
店長さんが
「今日は最後だから、スタ丼で好きなだけ飲ましてやる!」
という嬉しいサプライズ

深夜
閉店後のスタ丼で
アルバイト先の人とスタ丼の人とで
ワイワイ飲んでいるとき
もう最後だから聞くしか無いと思って
「国立での最後に、どうしても聞きたいことがあるのですが…」

スタ丼の方に
恐る恐る
スタ丼の秘密
リンゴとチンザノの事を聞くと
しばらくみんなが沈黙

(ヤバい…聞いてはいけない地雷をふんだのか?)


ドキドキしていると

「最後だから、ひとつだけ秘密を教えてあげる。
 スタ丼にはリンゴなんて入ってねぇよ!
 そんなオシャレなもの入ってねーよ!
 作り方は簡単だから絶対に教えられないだけ。
 ちなみに
 チンザノの瓶は先代が大好きで
 大量の空き瓶があるからだよ!」

という事実でした…


国立に2店舗スタ丼はあったけど
シャブ漬けライスのタレが
店舗によって味が違うのがよかった
自分はピリ辛派でした

ちなみに
当時の店員さんが
いまのチェーン展開している
すた丼の代表の方ですね

富士見通りの
サッポロラーメンはチェーンに入らず
オリジナルの店舗のまま
今も国立にあります

そういえば
当時の店員さんの方が
中野新橋店の店長さんをしていて
中野新橋店の味付けは
チェーン展開されている他のお店と
ひとあじちがう旨さがあります

ちょっと違う作り方をしているみたいなのかな?


リンゴはオシャレなのか?

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