またやーさいRubyKaigi
はじめに
「またやーさい」とは沖縄方言の軽い感じの別れのあいさつだそうです。
違っていたらごめんなさい。また会おうね、という意味を込めてます。
ツクリンク株式会社でRailsエンジニアとして働いていますA作です。先日沖縄にて開催されましたRubyKaigi 2024に参加しましたので振り返ってみます。
2年連続2回目の参加とスポンサーシップ
まずRubyKaigiって何?という方もいらっしゃるかと思いますが、
とのことです。弊社ツクリンクは昨年の長野県松本市で開催されたRubyKaigi 2023に続きSilver Sponsorとして協賛させていただきました。そして私は昨年に引き続き会社のスキルアップ支援制度を利用し参加しました。
気になったセッション
今年のRubyKaigiで一番興味深かったセッションは初日の @tagomoris さんのNamespace, What and Whyです。
一つのRubyのプロセスの中で名前空間を区切ることで同名の別ライブラリやバージョンの違うライブラリをそれぞれ安全に参照することができる機能で、不必要なモジュールのグローバルな展開を避けたり、ライブラリの依存関係の衝突に悩まされることが減る可能性があります。
そして最終日のキーノートで、この機能はRubyのパパこと @yukihiro_matz さんが実装を試みたが見送った過去があり、リリースされたらRubyのメジャーバージョンを4に上げてもいいと発言した際に会場が湧いたのが印象深かったです。
参加できてよかったこと
講演を聞いてRubyに関する知見を深めることはRubyKaigiの醍醐味かもしれませんが、他にも参加して良かったと思えることは多々ありました。
他社のエンジニアとのコミュニケーション
RubyKaigiでは、企業出展のブースや講演後のイベントで他社のエンジニアとコミュニケーションをとるチャンスがあります。今年は昨年以上に他社のエンジニアの方と話す機会がありました。サービスの内容やアーキテクチャ、開発組織の課題など様々な話題で意見を交換したりし有意義な時間を過ごすことができました。
有名な開発者とお喋り
HomebrewのCTOである @MikeMcQuaid さん(弊社のステッカー気に入ってくれた!)やRubyのコミッターである @tenderlove さん(Kaigi on Railsのこの動画がお気に入りだということを伝えられた!)など有名な開発者とコミュニケーションとれたのはいい思い出です。
何か貢献したいなと思うようになる
RubyKaigiに参加して感じたことは、普段自分がツクリンクというサービス開発する為に利用しているRubyというプログラミング言語はコミュニティの貢献によって成り立っているということです。コミッターのポジションを用意する会社があったり、業務外でコードを書いたりする開発者がいたり、それらによって言語が成り立っていると感じました。講演を聴き色々な人とコミュニケーションをとることで微力ながら自分もその一端を担えたらを思うようになりました。
今後
昨年はRubyKaigi後に、有志のメンバーでRuby技術者認定試験の為の勉強会を行いました。書籍代と受験料は前出のスキルアップ支援制度を利用し数名が試験に合格しました。自分は昨年合格できなかったので再挑戦しRubyに対する理解度を更に深めたいと考えています。
また地域Rubyのイベントは私の住んでいる首都圏では数多く開催されているので、それらに参加してRubyに関する知見と深めたり他社のエンジニアとのコミュニケーションの機会を継続して作っていこうと考えています。
最後に
ツクリンクでは一緒に働く仲間を募集しています!
もし興味がある方がいれば、ぜひご連絡ください!