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Untitled.

木漏れ日は穏やかで優しい
カーテン越しにでも その温かさを感じる

相反するように 場の空気感とは
不釣り合いな曲の 音の洪水が 
意志を持ち
この部屋中を占拠し 暴れ回る

まるで 
自らの 今を 投影しているかの如く

胸が騒がしくて 仕方がない
訳もなく 苦しい、 
この胸が 苦しくて仕方がない

音はいつでも 私のそばにあって
慰め 時に 励まし 支えてくれた
音はいつまでも 私のそばにあった
泣きたい時に
泣きたいだけ 泣かせてくれた
音の中で 
その音が 尽きる 
その時まで

久し振りに
彼の曲を聴いた

また 胸が苦しくなった
また 泣きたくなった

ひとしきり 泣いたら 

また

行こう 

あと少しだけ

今は

この音に 揺られていたくて。 

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