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Madagascar ⑤

Day.5 ベコパカからモロンダに戻る日

朝ゆっくり出発。

本日の予定は帰りにキリンディー国立公園に寄って、ワオキツネザルに会ってバオバブ街道に寄ってモロンダバの町に戻る。予定だった。。。

今日も昨日と同じ朝食を頂き、また同じ道をホッピングにホッピングを重ねながら来た道を戻る。
そして、またあのイカダに車ごと乗せてもらい帰る。行きの衝撃はないものの約1時間の川下りクルーズはじりじりと暑い太陽の陽ざしと川に流れる気持ちのいい風を感じ、とても気持ちのいいものだった。不思議なもんでいつも帰り道というのは、早く感じるもんだ。帰り道にはぬかるみにはまる車にお邪魔されることなく、スムーズであった。流れていく車窓を楽しんだ。途中では川で遊んでいる人たち、広大な草原、私たちを見かけて手を振ってくれる人たちなど車窓をずっと眺めていても飽きることはなかった。

昼食を途中の小さな町で頂く。私は疲れからかご飯を食べる気になれず、みんなにまた集合時間だけ確認して近くの市場へ写真を撮りに一人出る。するとほんとにみんなカメラを前にポーズ撮ってくれたり、なんだかわかんないアジア人に笑顔をふりまいてくれた。ああ、マダガスカルってなんていい国なんだ!と感動しながら写真と撮り続ける。


また車に戻り、少し疲れもあり、仮眠をとりながらどんどん進んでいく。ある程度進んでいった頃、GPSをチェックしてみると、ん????????なんだかおかしい。
立ち寄るはずのキリンディ国立公園がとうに過ぎ去っている。
ん????何度見ても地図上すでに通り過ぎている。そこで、ガイドに聞いてみる。キリンディ国立公園通り過ぎているけど、また後で引き返すの?するとガイドが「え?何言ってるの?立ち寄らないよ?」と驚きも回答!

ちょいちょい待ってよ!キリンディ国立公園も立ち寄るってツアーの詳細メールに書いてたよ!ってフランス人から出発前日に届いたメールを見せる。
すると、ええ?立ち寄りたかったの?じゃあなんで朝確認しないわけ?となぜか私が確認しなかったことが悪いと。うそやん!バオバブの木を見るという目的の次にワオキツネザルを見たいというのがマダガスカルに来た目的の2つ目なんだけど。というと、フランス人ABもツアーに入ってるって言ってないけど、とかシラ切り出す。。でもこれメールにしっかり書いてるじゃん!って言うと、あ。そうだったっけ?でもあなたが朝に確認しなきゃいけなかったよ。だって。
私がが目的地を朝に確認しなきゃいけなかったの一点ばり。もし行きたかったならもっと早くに出なきゃいけなかったしね!とか言い出すし。インドとかモロッコでもこうしたことは平気であるある。
嘘ついてもあんたが悪いって言ってくる。
釈然としない気持ちではあるが、すでにキリンディ国立公園はかなり遠く、バオバブ街道はもうすぐってところだったので私が諦めるしかなかった。幸いにも本当は別の街に移動しようと思っていたのであともう少し日程的には余裕があったので、あらたにキリンディ国立公園に行くことにした。

そして気持ちも切り替えていよいよ夕焼けのバオバブ街道である!
待ちに待った夕焼けのバオバブだ。
バオバブと夕焼けを一目見ようとたくさんの観光客が押し寄せている。
そして街道には現地の人たちが仕事帰りに木や斧を背負いながら歩いてる。
映画にでも出てきてもおかしくないほど、たくましくてかっこいい姿だ。

どんな日も大自然はあるがままの私たちを受け入れてくれる。
そんなことを思いながらバオバブの木の下、今ここに生きていることを感謝した。

3日間共にした3人とはあっさりと別れを告げ、そして、またホテルマナベへ戻った。

ホテルマナベに戻ったら、行きそびれたキリンディへ行く🏃‍♀️🏃‍♂️仲間探しだ。
一人でツアーを組んでもらったとすると2日間で6、7万かかるとのことだから、誰かと車のシェアをしたい。
ついでに英語を話せるガイドを探さねば。
マダガスカルは元々フランス領なのでフランス語が話せる人が20-30%いるらしいが、英語を話せる人は2-3%しからしいので、英語ガイドを見つけるのは至難のワザなのだ。
一旦シャワー浴びて、wifiがロビーに行けば少し使えるので、ロビーへ向かった。
すると、ちょうどそこに人の良さそうな日本人バックパッカーらしき男性とガイドらしき人が座っている。
ドキドキしなら「Hi!Are you Japanese?」と聞いてみる。
というのも、意外と韓国人だったり中国人だったりするので念のため英語で話しかけてみる。
すると、「はいはい、日本人ですよ」と男性。
かくかくしかじかで、明日からキリンディに行く人探しているんですよ〜って聞いてみると、僕も今着いたところで、さっきバスが一緒だったほかの日本人の人とどうしようねーってちょうど話してたんですよ〜!っていうじゃない。人数を聞けば私が便乗出来る!
あああ。神さまありがとう〜!
「ご一緒してもいいですか?」と聞くと「いいですよー。」と優しい回答。
話しているうちに他のメンバーもやってきた。
このガイドに任せようと思ってるんだけどって紹介されたガイドは青年だけどとても誠実そうで好印象。
値段を聞いて、ツアー内容最終確認をみんなでして、明日から1泊2日の旅をすることになった。

どうやら、みんな優しそうだ。
ご飯食べてないとのことでガイドも一緒に真っ暗闇の中、小さな商店にみんなで探検しに出かける。
まだ20時ごろの街中だというのに、あたりは漆黒の闇に包まれている。
少しのホテルの街頭が、まるでホテルの光のようにピカピカと照らしてくれるのが唯一の手がかりとなっている。

みんなは屋台でご飯を食べるというので、疲れているわたしはお先にホテルに戻り、ホテル自慢のジェラートを夕飯がわりに買って部屋に戻った。
また明日からの旅仲間が見つかり、ほっと明日早朝の待ち合わせに遅れないよう準備をして、眠りにつく。

つづく。

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