『ニセモノの錬金術師』の感想とか 2023/05/07

昨日書いた通り、『ニセモノの錬金術師』の感想。主人公は我々のいる世界の住人で、テンプレ通りトラックに轢かれて異世界に転生するのだけれどその際に神様みたいな人から「チート能力」を2つもらうことができる。主人公が選択したのは「天地万物のレシピ(任意の物のレシピを表示することができ、レシピの手順に従うことで素材や作業者の熟練度とは無関係に最高品質の物が確実に出来上がる)」と「セーブクリスタル(手のひらサイズのクリスタルを生み出すことができ、そのクリスタルを破壊するとクリスタル生成時点まで戻ることができる)」というもの。

それぞれに面倒な制約やデメリットはあるものの「何か面白いことできそうだね」くらいの温度感で受け取っていると、

  • セーブクリスタルを安全に保管しつつ確実に破壊できる仕組みを用意する

  • レシピで作ったものは品質が高すぎて売りさばくことができない(無名の錬金術師が作れる品質ではないため疑われる)

といった試行錯誤を繰り返して勝手に人物像や世界観の理解が深まっていく。「それは浅はかだろ〜」と一度も思わなかったのではないだろうか。

世界観としても「錬金術」「魔術」「呪術」「チート能力」「宇宙」「エーテル」「第一質料」etc…と心の中の中学二年生が喜び駆けずり回るワードがたくさん出てくる。今だからこそ冷静に読めたが思春期にこの作品に触れていたら毎日寝る時にどんな能力を選ぶか妄想し続けていたに違いない。

ラフ版が無料で公開されており、kindleかpixivで読めるそうです。もともとpixivで公開してたものをkindleでも公開しているらしい。きちんとした作画での漫画版(?)も少しずつ進めているようなので出たら買います。

というわけで今日は夕飯まで祖母の家でお世話になり先程11時前に家にかえって来た。世間はGWが終わったと絶望の淵に立たされているが、自分としては5月いっぱい休みなので無敵の気分だ。反動で6月に苦しむ姿が見える。

祖母の家でHUNTER×HUNTERを読んでいて単行本を36巻・37巻(最新刊)買っていないことに気づいたのでポチった。ずっと本誌で読んでいるから単行本が出た時にスルーしていたようだ。そうやって未購入の単行本が多くなって結局買ってないジャンプ作品がいくつもある。『アンデッドアンラック』とか『逃げ上手の若君』とか。

とりあえず冨樫先生は体調に気をつけつつ無事にハンターハンターを完結させてください。

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